生物学者の福岡氏の記事から。

薄い玉ねぎの皮をスライドグラスに挟んで、
顕微鏡でのぞく。
細長い細胞の小部屋と細胞核の丸い粒が
くっきりと見える。
もっとよく見たくなって、
私はいそいで対物レンズを回した。
百倍、二百倍、四百倍。
するとどうだろう、不思議なことが起きる。
倍率を上げると視野が一挙に狭まるため、
いったい自分がどこを見ているのかわからなくなる。
同時に、光の量が極端に足りなくなり
観察像は暗転してしまうのだ。

福岡氏は、ネットで地図を見ているときに思い出した
と書いておられました。

目的地の周辺を詳しく探していると
「はて、ここは駅からどのあたりに位置するんだろう?」
と全体像が分からなくなることが、私にもよくあります。

 
このお話を読んで思ったのが
「あぁ、子育ても同じだ!」
ということ。

今、目の前にある「事柄」に焦点を当てすぎると
「全体像」が見えなくなること、ありませんか?

例えば、小学校入学という事柄があるとき
親はついつい
「事前準備」や「学習内容」
といった細部に集中しがちです。

でも、一番大切なのは
「子どもが楽しく学校へ通う」こと。

「まだ、カタカナが書けないから、練習させなくちゃ!」
「そろそろ、英語にも慣れさせておいた方が…」

と親が焦ると、子どもは察知しますよね。
それが、子どもの負担になっているとしたら、
本末転倒です。

ちょっと引いて、全体像を見る必要があるのかもしれません。

子育てって、この距離感のバランス
とっても大切な気がします。

大切なものは、近づきすぎると光が足りなくなり見えなくなることがある
と覚えておきましょうね!