違いを受け入れる
2023年に兵庫県川西市の広報誌「生きる」で連載された文章をお届けしています。
娘が学校へ行けなくなったことをきっかけに
コミュニケーションを学び始めた私ですが、
娘がHSC(Highly Sensitive Child)であった事は前回ご紹介しました。
HSCは病気や障がいではなく、
生まれ持った気質で、5人に1人いるといわれています。
ただ、敏感さに幅があるので、
「よく気が付く」程度から「毎日の生活がつらい」まで
いろいろな人がいます。
娘はかなり敏感な気質だったらしく、
集団生活も大変苦労していました。
例えば、教室で誰かが先生から怒られていると、
自分の事のように感じてしまい、
つらくなったそうです。
また人の嘘が見抜けてしまい
人間不信になったとも…。
そんなことも知らず以前の私は、
「それくらい慣れないと、先々苦労するから頑張れ!」
と叱咤激励してしまい、
娘は気力が尽きて学校へ行けなくなってしまったんですね。
超鈍感な私がそのつらさを理解するためには、
しっかり話を聴くしかありません。
感覚の違う人たちに囲まれ
「考えすぎ」
「被害妄想」
などと学校の先生からも言われていた娘が
やっと親を自分の味方、理解者だと認識し始めた時期でした。
ありのままで良いと言葉や態度で示せるようになってからは、
娘との関係がとても良くなりました。
娘が大学生の時にHSP(Highly Sensitive Person)という概念を知って、
「これは私の事だ!
私だけがおかしいわけでも、
我慢や努力が足りないわけでもない」
と知ってホッとしたそうです。
私と娘の感受性が違うように、
周囲との違いを認め、
受け入れられたら
もっと楽に生きられると思いませんか?

