「これでもう、さわってはいけない、
という時ってあるんですよね。」

美術家 内藤礼さんの言葉です。

私も、高校で美術を選択していました。
絵でも、彫刻でも、
必要以上にさわりすぎて
作品を台無しにした経験があります。

なので、この見極めって、
とっても難しいと実感します。

内藤さんは、作品を作る中で
「ここだ!」というポイントが
わかりはするけれど
「なぜ?」
ときかれても答えられないそうです。

きっと理屈をこえた「何か」が
語りかけてくるのでしょうね。

これって、思春期の子育てにも
当てはまりませんか?

いつもなら、当たり前のように
子どもの領域に入っていたのに
「あっ、これ以上はやめておこう」
そう思う時があります。

子どもの成長を
理論より先に
心が感じる瞬間だと思います。

そんな野性的とも言える親のセンサーを
大切にしたいし、信じたいですね。

内藤さんはこうも言ってます。
「つくることは自己表現ではなく
自己を超えて出るためにある。」

私たちも、子どもがかわいいがために
気にもなるし、手も出したくなります。
でも、自分のやり方を
子どもに押し付けたら
子どもは親である自分を
超えていけないですよね。

子どもを、自分を超えて成長させるには
グッとこらえる勇気も必要です。