子どものうそと向き合う

「3歳の娘がうそをつくようになって、困っています。」151223
そんなご相談がありました。

「手を洗った!」と汚れた手を隠したり
「食べてない!」と言いながら
口の横にチョコがついている…

他人から見れば、
可愛くて、憎めない
たわいもない事ではありますが、

お母さんからすれば、
「この先、どうなるの?」
と不安にもなります。

子どものうそって、
どこまで許したらいいのか、
どうやって叱ったらいいのか
難しいですよね。

 

基本的に、
「うそをつく事はよくない」
と教えるべきだと思います。

ただ、
「どうしてこの子は、うそをつくのか?」
そこを考えてみる必要もあると思うのです。

 

わざわざ、頭を使ってうそをつく
と言うのは、ひと手間かかりますよね。
なのに、なぜ?

なにか、子どもなりの理由
があると思うのです。

「素直に言うと、怒られるから!」
そう思っているお子さん、
意外と多いんですよ。

大人は、
正しい事を教えるつもりで
「叱る」のでしょう。

しかし、子どもが受けとっているのは、
「あなたが悪い」
という「自己否定」だけかもしれません。

 

もし、
「手を洗った?」
と子どもさんに聞いた時、

「洗ってない」
と返事が返ってきたら
あなたなら、何と言いますか?

A:「一緒に手を洗ってから食べようね」

B:「また、手を洗ってない!
アンタって子は、何度言ったらわかるの。
そんな手で触らないで!」

この言葉の違いが
毎回続くとしたら
どうでしょう?

うそをついて、
ごまかしたくもなりませんか?

 

「教える」と「批難する」
伝える側の意識の違いは
受け手に伝わりますね。

親の側も、

『上手に気持ちを伝える』

そんなスキルを学ぶ必要がありそうです。