心の手当

4月は何かとあわただしく過ぎますね。
そんな中、学年が上がったお子さんに対して
「もう○年生なんだから、
それくらい自分でやりなさい!」
なんて言ってしまいがち…。

はやく一人で何でもできるようになることが大事だ
と思って疑わなかった昔の私。
娘につらい思いをいっぱいさせてきました。

先日ネットにこんな投稿を見つけました。

今日の昼、長女が踵にできた小さな傷を見せてきて「消毒してバンソーコー貼って」と言うので、面倒だと思いつつ言う通りにしたらとても嬉しそうで「ちょっとの傷でも何もしてもらえないと悲しくてとても痛くて、何かしてもらえると安心して痛くなくなる」というような内容を拙い言葉で伝えてきました。

そうなんですよね!
一番痛いのは、傷じゃないんです。
放っておかれること!

たとえ小さな傷でも、
「ちゃんとママが手当てしてくれた」
そのことが、嬉しいんですよね。
「自分が大事にされている」
と感じられる瞬間ですから!

愛情はわざわざ伝えないと
相手の心に届かない事があります。

小さなことでいいんです。
お子さんが
「ママ、○○して~!」
と言って来たら、
気持ちよく受け入れてみて下さい。

これは「甘やかし」とは違います。
成長に必要な「甘え」です。
やがて来る「自立」のために
「甘え」は必要な心の栄養なんです。

とは言え、お子さんの要求を
気持ちよく受け入れるためには
ママの心に余裕がないと
難しいかもしれません。

ママだって人間ですから、
不機嫌な時や、不調な時があるでしょう。
それは仕方のない事ですから、
無理はしないでくださいね。

「頭が痛くで、今は無理なの」
「あなたのせいではないのよ」

と伝えてあげれば、
お子さんも安心しますね。

子育ては長期戦です。
ママの心のメンテナンスもしながら
親子の会話を楽しんでくださいね。