イライラはどこから?

最近、自分がイライラしているなと思うこと、ありませんか?

些細な事にブチ切れて、つい声を荒げ、後で自己嫌悪に陥る…
子育て中なら、誰でも経験することではないでしょうか?

本来なら原因を作った相手に向かうべきイライラを、
カッとなってたまたま近くに居た我が子に当たり散らしてしまう。

後で考えたら理不尽だとわかるのに、
感情が抑えきれない時がありますよね。

人間って、心が疲れすぎると、
理性や感情がコントロールできなくなる
んですって。

「心が疲れる」とは、「脳の疲労」ですね。

普段は前頭葉が働いているから理性的に行動できていることも、
だんだん疲れが蓄積されることでコントロールができなくなり、
感情がそのまま行動化されてしまうそうです。

例えば、普段から家事と育児を予定通りきっちりやりたいと思う人は、
できない原因があるとイライラしますね。

しかし、
「子どもが小さいのだから仕方がない」
「急な用事が重なったから延期しよう」
などと普段は自分の中で折り合いをつけながら生活しています。

でも、理性が働きにくくなると感情だけが暴走してしまい、
「なんでこんなこともできないの!」
と大声で子どもを叱ってしまうことがあるんですね。

こんな時、親はすごく落ち込みます。
「子ども相手にブチ切れて、自分は親失格だ…」って。


でも、これはごく自然な現象なんですって。
人は追い込まれると、感情が行動という形で表に出てくる
そんな風に脳はできているそうです。

「脳に疲労がたまると、誰でも理性でコントロールできにくくなる」
それを知ると、ちょっと安心できませんか?

個人の努力不足とは言えないわけです。
そして、意識していれば
自分の感情をコントロールできる状態に
キープすることもできる
のです。

毎日の生活のあわただしさに、
自分の心のメンテナンスはおざなりになりがちですね。

しかしそれこそが、
家族と幸せ時間を過ごすために不可欠なものだと思いませんか?

デジタル・デトックスや趣味の時間など、
心が安らぐ時間を意識的に持つことを意識してみたいですね。