自主性を育てる教育

昨年に引き続き、大津市の先生方に
「意見の対立の対処法」
についてお話してきました。

夏休みには、幼・小・中の先生方が、
市が用意した60にものぼる講座から
気になるものを選んで受講できるそうです。

ご参加下さった先生方はとても熱心で、
ついつい私も熱く語ってしまいました。

先生方が感じて下さったことが、
生徒さんである子ども達に伝わると思うと、
話したい事がいっぱい!!

自分の子育ての中で感じた、
「こうすればよかった」
「これを知っていれば…」
などの気付きや後悔から学んだこと。

そして、私が授業で1年間関わった
高校生たちの実情。

それらを土台に、
これからの子ども達を育てるうえで大事にしたい事を
3時間お話してました。

「子どもの自主性を育てる」
スローガンを唱えるのは簡単ですね。

では、実際問題、
どうしたら自分で考え、行動できる
子どもに育つのでしょう?

「正しい事」だけを教えますか?

リアルの生活では、
「正しい事」が時と場合によって、
変わったりしませんか?

例えば、友達と意見が分かれた場合

「話し合いで解決することが正しい」

と教えるのではなく、

「話合う、我を通す、相手に任せる、妥協する、なかった事にする、など対処方法はいろいろあるけれど、今はどれが最適かな?」と状況を考えて選べる子に育ってほしいと思いませんか?

そのためには、それぞれの選択肢の長所と短所を知る必要があります。

また、判断基準を持つ事も大切ですね。

毎日の生活の中での何気ない判断から、自信を持って決められるようになれば、「主体的に生きる人生」につながっていくと思うのです。

「どうせ僕なんか…」
「やっても無駄!」

高校生のこんな言葉を聞いて、何とかしたいと思いました。

まずは子どもと接する大人からチェンジしてみませんか?