先日の朝日新聞で

「エレベーターで黙って開ボタン、どうして?」

と題した記事を読みました。

―――知らない人が、勝手に

「開」ボタンを押してくれると、

お互いに目も合わせていない相手の

無言のサービスに対して、

居心地の悪さを覚える。―――

といった内容でした。

まず驚いたのが、

「居心地悪くなる人が居たんだ~!」

ということ。

私は勝手に「開」ボタンを押していた

タイプの一人なんですよ。

良かれと思ってやっていたことなのに

余計に居心地を悪くしていたなんて…。

ちょっと、ショックでした。

「開」ボタンを押していると

たいてい2パターンの反応があります。

全く気付かずに黙って降りていく方と

会釈や「ありがとうございます。」と声をかけてくださる方。

年齢も、性別も関係ないみたいです。

その方の感性かな?と思っていました。

しかし、気付かないわけではなく

居心地が悪くて、黙って降りていた方も

いらしたわけですね。

その居心地の悪さの原因を、

社会学者の森真一さんは、

―――「人にそこまで配慮する人は、

きっと相手にもマナーある態度を求めるはずだ。

もし、マナー違反だと判断したら、

怒り出すかもしれない」

と感じて、緊張するのでは?―――

と書いていらっしゃいました。

単純な私は、

「開ボタンを押してもらったから、

出やすいよ!ありがとう。」

としか思わないタイプなので、

そこまで深く考える人もいるのか…。

とビックリです。

娘にも意見を聞いてみると

「そんな時、どう対応すればいいかわからなくて、

居心地が悪い若い人も多いだろうね」

と返ってきました。

確かに、小さいころから周囲の大人が

自然にしているのを見ていれば

なんの躊躇もなく会釈して

その場を去ることができそうです。

「どうぞ、お先に!」

「ありがとう」

そんな風に自然に言葉に出せて

笑顔が行きかう機会が増えるといいですね。

自分のためだけではなく

子どもたちのためにも

相手を思う気持ちを

上手に表現したいものです。