苦手な身内との付き合い方

敏感力を持つ子にとって、
自分の個性を受け入れてくれる人と、
そうでない人との関わり方を
考えることは大切ですね。

たとえ相手に悪気はないとしても
会えば会うほど、つらくなってしまう
そんな相手もいるんです。

もちろん苦手な人と
無理に付き合わなくてもよいのですが、
困るのは、そんな人が家族や親戚など
身近な人である場合です。

近しい間柄であれば、
自分と同じ意識をもって子どもと接してほしいと思いますが、
なかなか難しいのが現実でしょう。

まずは子どもの敏感力を正しく理解してもらえるように、
相手に説明することも大切ですね。

それでも理解できない場合もありますし、
頭では理解できても、心がついて行かない…
そんな場合も多いようです。

娘の場合は、私の母が苦手です。
母は、物怖じしないタイプでエネルギッシュ。
はっきり自己主張する人ですから、
人から不当な扱いを受けようものなら
「なにくそ!」と奮い立ち、
やり返すような人です。
娘とは真逆なタイプなんです。

今から思えば、小さい頃から合わなかったですね。
私が一人娘で、娘も一人っ子ですから、
たった一人の孫なわけです。

母なりに可愛がってくれるのですが、
残念ながら波長がかみ合わない…。

母の言葉やしぐさの端々に、
色々な情報を読み取って疲れて
辛くなってしまうようでした。

そんな時、娘は
「自分がわがままなのだ」
と思い込んでいたと言います。

一緒に過ごしていると、
どんどん自分がつらくなるのに
たとえそれが自分にとって
嬉しくはないアプローチであったとしても
祖母なりの愛情表現だと理解できるので
喜んで受け入れられない自分が辛いんですね。

今私が思うのは、
娘の気持ちを最優先に考えればよかった
という後悔です。
大人の事情で、娘には
多くの我慢を強いてきたのだと思います。

娘も祖母を嫌いなわけではないので、
上手な付き合い方を模索してきました。

そしてわかったのが
お互いの調子のよい時は、上手に対応できる
一緒に過ごす時間は短めに、無理をしない
負担を貯めない付き合い方です。
お互いの良好な関係を長く続けるのに、
重要なポイントです。

まだお子さんが小さいなら、
いつもでヘルプが出せるように
「つらいと言っていいのよ」
「つらければ、その場を離れてもいいのよ」
伝えて傍に居てあげてくださいね。

小さなつらさをママと一緒に乗り越えられたら、
過大な苦手意識を植え付けなくて済むかもしれません。

「相手とペースや考え方が
合わない事があってもいい」
「それも含めて自分らしさ」
「その自分を丸ごと受けとめてくれる
ママが居るから大丈夫!」
そう思えたら、ステキですよね。

子どもと一緒に、
悩みながら、
考えながら、
親も成長しましょう!

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