子どものエネルギー充電期間

さぁ、10連休に突入しましたね。

せっかくの長期休みだから、
普段できない体験を子どもたちにさせてあげよう!
計画いっぱいのママ。

こんな長い休みがあると、
学校へ行きたくないと言うんじゃないか…
ともう今から不安でいっぱいのママ。

私はどちらも体験してきました。
そして娘は、外出が嫌いになり、
学校へも行けなくなりました。

娘と私のペースは違っていたのに、
同じだと思い込んで無理をさせていたんですね。

色々な体験は、もちろん
子どもたちの財産になります。

ただ条件がありますね。
本人が受け入れられる状態である事!

発熱している人に水泳を勧めないのと同じように
心が疲れ切っている人に新たな刺激は
害になるかもしれないのです。

当時の私は、娘の心の状態を見極める事も出来ず、
「お出かけは楽しいに決まっている!」
と信じて疑いもしなかった…。

これって、完全に私のエゴですよね。
本人は「娘のため」と思っているのですから、
タチが悪いです。

本当は、安心できる自分の部屋で
ゆっくりしたかったんですって!
当時の彼女にとって
何にもしない事が一番の心の充電方法
だったんですね。

それでも、親が自分のためにと計画しているお出かけに
「行きたくない」とは言えないのが、敏感力

4月から始まった新しい学校環境で
周囲に合わせようと神経を使い
本来の自分を押し殺す…

その疲れが連休にドッと出やすいんですね。
なのに、休みの日まで外出で緊張が続く…。

学校でも、お出かけ先でも、
それなりに楽しいこともあるんですよ。
しかし、心が休まらない時間が続くと、
息切れを起こしますね。

学校へ行こうとすると不調になり、
休みがちになります。
本人も、「行かなくちゃ!」
と思うんです。
でも、身体が思うように動かない。

これって、自分を守るための
防御本能ではないでしょうか?
オーバーワークには休息が一番の薬

でも、親は「明日こそ、行こうね!」
とハッパをかけます。
実は親自身が
「このまま、ずっと学校へ行かなかったらどうなるの?」
不安なんですよね。

その親の不安も読み取ってしまう敏感力
せっかく学校を休めても、
家でリラックスしては過ごせません。

勉強が遅れないように…
怠け癖がつかないように…
登校するまで、好きなゲームは禁止…
親から出される条件が行動を縛ります。

「心からのんびり自由な時間を楽しむ」
からは程遠い時間ですね。
学校へ行かない事で、
身体は少し楽になるかもしれませんが
心は緊張状態が続きます。

心が安らげないと、
心のエネルギーは充電されませんね。
大人から見て、無駄に見える時間にも
価値があります。

本当に心のエネルギーが底をついてしまうと、
大好きだったことさえ
できなくなってしまうんですよ。

まずはエネルギーを充電しないと
次に行動を起こす事さえできなくなります。

せっかくの連休です。
お子さんにどう過ごしたいか
聞いてみませんか?

せめて連休の一日を
お子さんのエネルギー充電に
あててみてはいかがでしょう?

ママの掃除も洗濯も置いておいて、
お子さんがしたい事を一緒に
お子さんのペースでやってみる
そんな一日があってもいいんじゃないでしょうか?

ただ、ゴロゴロするだけ
ただ、散歩するだけ
好きな時間に起きて、好きな時間に食事するだけ

何でもない事ですが、
放っておくのではなく
しっかり見守ってあげて欲しいのです。

『見守り』は言葉で表さなくても
『受け入れてるよ』のメッセージです。

お子さん自身が
『頑張らない自分も認めてもらえる』
そう思えたなら、
肩の力を抜いて過ごすことができますね。

『心のエネルギーが満たされたら
人は自然と動き出す』
私はそう思っています。

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