事前のお知らせ

先日、生協さんのチラシに
こんなものを見つけました。


「停車中のトラック内で

担当者によるスマートフォンの使用を
お見かけすることがあるかもしれませんが、
配送業務の内容確認ですので、
ご了承下さい。」(原文のまま)

 

きっと、「仕事中に携帯で遊んでた!」
なんて思われてしまうことが
あるからでしょうね。

事前にこんな文章を読んでいたら、
「あぁ、仕事で使っているのね!」
と安心してもらえそうです。

 

これって、
敏感力を持つ子の対応にも、
役だちませんか?

 

もうすぐ4月。
新しい環境が始まるお子さんも
多いことでしょう。

もちろんワクワクすることもありますが、
敏感力を持つ子やその親にとって、
未知の不安が多いのも事実。

 

今までと全く違う環境で、
我が子はうまくやっていけるのか?

我が子が辛い思いをしている事を、
理解してくれる先生はいるのか?

 

親が介入できない世界なら、
なおさら心配ですよね。

 

そんな時に、前もって
「起こりうる状況と、その対応」
をお知らせしておくのも
一つの手ですよね。

 

例えば、
「人が大勢でにぎやかなところでは、
お子さんが耳をふさいで動けなくなる」
としたら、
こんな文章はいかがでしょう。

 

「慣れないにぎやかな場所では、
多くの大きな音が辛くなり、
耳をふさいで座り込むことがあります。
その場合は、
一旦その場から離れて
落ち着く時間が必要です。

離れた場所からその状況を見て、
本人が大丈夫だと安心出来たら、
少しずつ集団へも入っていけますので、
長い目で見守ってやってください。」

こんな事が事前にわかっていたら、
先生もお子さんの辛さに
気付きやすいですよね。

そしてその行動の原因も
わかりやすくなると思うのです。

 

初めての環境で、辛い思いをした時に、
「大丈夫?音が辛いの?
ちょっと離れて見ていようか」
と声掛けしてもらえたら、
どれだけ嬉しい事でしょう。

「ここにも自分を理解してくれる味方がいる」
「ここは安心できる場所かもしれない」
そう感じられると嬉しいですね。

 

もちろんHSCの情報を
知って頂くのは大切です。
ただ、先生も新学期は多忙な時期なので、
「本を渡されても読めない」
との意見も聞いています。

 

それなら、
まず一番気になる事を
事前にお知らせすること
から始めるものアリですね。

親と先生が協力しながら
敏感力を持つ子の世界が広がるように
サポートできれば最高です。

その為に必要でしたら、
私のホームページの内容も、
どんどん利用してくださいね。

まずはお子さんの周囲の人たちに、
敏感力を正しく知ってもらいましょう。

私も応援しています。

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