敏感力を持つ子の正義感の強さ

実は、娘が小学生の頃
クラスにじっと座っているのが
苦手な男の子がいました。

先生方が何度も学校の周りを
探し回っておられる姿を覚えています。

ヤンチャさんでもありましたから、
大半の大人やクラスメイトは
「困った子だ!」と思っていました。

ところが娘から話を聞くと
捨て猫の飼い主探しを手伝ってくれたり
自分をいじめない人に対しては、
絶対に手を挙げないし、
名前もちゃんとさん付けで呼んでくれたり…。
「あの子、いい子だよ!」と言うのです。

 

敏感力を持つ娘は、普段から周囲の状況を把握していますから
彼の小さな行動に気付いていたんですね。

そのうえ正義感が強いので、
彼が不当に扱われると腹を立てていたそうです。

クラスで彼への嫌がらせに加担しなかったことで、
娘がいやがらせを受けたこともありました。

小さな女の子ですから、
そんな時は泣いてしまうのですが、
それでも小さい頃から、
「社会的公平さ」「善悪の判断」
ゆるぎないものがありましたね。

親としては、もうちょっと上手に
世渡りができないものか…
と心配にもなったのも事実ですが、
それが娘の良い所なのだと考えなおしました。

 

大人になった今でも、電車で割り込み乗車など、
ルールを守らない人を見かけると腹が立つそうです。
しかし不用意に注意しては危ない時代ですから
黙って帰って来て、私に話すことで発散していますね。

そんな会話がきっかけで、お互いの人生観にかかわるような
深い話ができたりもするので、楽しいですよ!

 

もしも、お子さんが憤慨して帰って来たら、
まずは話を聴いてあげてください

善悪の判断はいりません
その時のお子さんの気持ちを
そのままを受けとめてあげてください。

敏感力を持つ子にとって、
受容されることほど、
嬉しいことはありません。

どうぞ、聴き上手になってあげてくださいね!

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