「HSCであることを子どもに伝えるべき?」

最近、
「HSCであることを本人に伝えるべきでしょうか?」
とご質問を受けます。

我が子の行動に違和感を抱いて、
ネットで探してみたらHSCに出逢った!
そういうママが増えているんですね。

 

先に結論をお伝えすると
「状況によります!」
ザックリ言ってしまうと、
「お子さん次第」だと思うのです。

 

まずは現状でご本人が困っているかどうか?です。
お子さんが集団生活などで上手くいかない事があり、
ご本人が「なぜ自分だけ?」と悩んでいるなら
「これが原因かもしれないよ!」
と知らせてみるのが良いかなと思います。

ご本人が何も困っていないなら、
ママが対応を変えるだけで、
生活がよりスムーズになる事も多いですね。

 

そこに、ご本人の気持ちも関わってきます。
「もう、学校は無理だ…」
HSCという名前が
必要以上に大きくのしかかってしまい、
自分の限界を自分で作り上げてしまうことも…。
心がマイナス思考に偏っている時には、
伝えない方が良いかもしれません。

「私に合う学びはどんな方法?」
前向きに考えられそうなら、
是非HSCの特性を伝えてあげてください。

 

実例を少しご紹介しますね。

まずは我が家の場合。
娘は自分でHSP(敏感力を持つ大人)
の情報を大学生で入手しました。
そして私に「私、これだわ!」
「今まで、人が当たり前にできることができない。
自分は努力が足りないと思って、
ずーっと辛かったけど、これだったんだ!」
晴れやかな顔で教えてくれたのを覚えています。

娘は、
子ども時代は人の感覚などわからないから、
他のみんなもすごい努力をして
社会に適応しているんだと思い込んでいた
と言います。

敏感な自分に
「もっと、もっと!まだ努力が足りない!」
と鞭をふるっていたんですね。
情報によって、楽になれた一例です。

 

そしてもう一つの例。
こちらのママは結果的に
HSCの情報をお子さんに
一切伝えませんでした。

と言うのも、
のところにご相談に来られるまでに、
色々なところで診断を受け、
多くの病名をもらっていたからです。

病名が付けられたお子さんは、
「どうせ自分は○○だから…」
毎日の生活も投げやりになったと言います。

実際、心や脳の働きに偏りがあるのかもしれません。
でもね、偏りのない人間なんていないと思うんです私。

そのママは、お子さんの状況を見て、
「まずは私の対応を変えることで
あの子に楽になってもらいたいです。
その先に、自分の事をもっと知りたい
という日が来たら、
その時にHSCについて話そうと思います。」
と決められました。

さぁ、いかがでしょう?
環境時期性格
それらを総合的に考えてみて下さいね。

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