栄養ドリンク事件①

皆さんは、栄養ドリンク、お好きですか?
私は、ほとんど飲んだことがありません。

 

先日は、頂いた栄養ドリンクがあったので、
娘と二人でお味見することにしました。

 

身体に効きそうな苦みがあって、
美味しいとは言い難い味…。

 

私は一口で「もう、いいわ…」

娘は「残りを飲んでしまおうか?」
美味しくはないけれど、
身体に悪いものでもないし、
捨ててしまうのは申し訳ないと、
飲み切ったのです。

 

人一倍口の中の感覚が敏感な娘は、
いつまでも苦みが口中に広がって
困っていたそうです。

小さい頃、嫌だった薬を飲むときの
辛さまでよみがえって来て、
どんどん気分は落ち込んでいきます。

 

とうとう、吐きそうになって私に、
「口の中が苦い」
やっとの思いで伝えました。

 

ところが私はもう別のことに夢中になっており、
その言葉を軽く聞き流してしまいます。

 

「それは後で良いから…」
と言う娘の言葉も耳に入らず
説明書を必死で読みだす始末!

 

やっと
「口直しにチョコレートをとって来て!」
という言葉で、
「やっぱり、まずかった?」
と尋ねながらチョコを手渡すものの、
その辛さは全く感じ取れない鈍感力の私

 

手で顔を覆う娘を見て、
「あれ?どうしたの?」
とやっと異変に気付きます。

 

チョコを食べて、
少し口の中の苦みが治まった
娘の目から涙が一粒

 

「なるべく自分の気持ちや不調を伝えようと
最近努力しているけれど、
全くお母さんに伝わらない」
とその悲しみを教えてくれました。

 

どうも、過去の
「シシトウ事件」
が関係しているようです。
(この事件に関しては後日)

 

親に助けて欲しいと切実に思った時に、
助けてもらえなかった事が
どれだけ悲しかったか。

 

そして、今回も同じように
受け止めてもらえず、
「私が助けを求めても、
無視されるくらい、
私は価値のない、
どうでもいい人間なんだ」
と思えて、辛くて、悲しかったと、
涙を流し、言葉を選びながら、
ゆっくりと話してくれました。

 

頭では「違う」とわかっているのに、
気持ちがついて行かない…。

 

そして、娘からの要望は
「私のSOSを受けとめて欲しい」
でした。

 

まずは
「気持ちを察することができなくてごめんね!」
「辛い想いをさせちゃったね」
謝り
娘の気持ちが落ち着いたところで、
今後の対策について話し合いへと移ります。

 

どんな解決策が出てきたかは、
また次回お話しましょう。

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