「かくれインフル」「かくれ敏感力」

インフルエンザに発症したら、
38℃以上の高熱が出るイメージがありますが
『インフルエンザ=高熱になる』
とは必ずしもならないそうです。

高熱が出ないB型だった、
市販の風邪薬を飲んでいた、
予防接種を受けていた、
高齢で発熱する力が弱っていた
など理由はいろいろ。

本人はいつもの風邪だと勘違いして、
そのまま会社や学校へ
行ってしまうことも多いのだそうです。

熱だけはワクチンなどで抑えられても、
ウィルスは体の中で増殖していて
『鼻水、咳、のどの痛み、頭痛、
関節痛、筋肉痛、全身倦怠感』
などの全身症状がある場合もあるそうです。
本人は本当に辛いのだけれど、
熱がないからただの風邪だと判断されるんですね。
こんな時は病院へ行かなければ大変です。

 

同じように
敏感力を持つ子は
「見るからに神経質だからわかりやすい!」
と思い込んでいると
判断を誤ります。
「かくれ敏感力」もあるんです。

 

敏感力を持つ子は
周囲の状況を読み取るのが非常に上手ですね。
学校などで、
あるクラスメートが集団とうまくなじめずに
疎外されている場面を見たとしましょう。

自分がその立場ではなくても、
「あんな行動をとれば、
あんな風な制裁を受けるんだ!」
と見て学ぶわけです。

 

「では、その場になじむためにはどうするか?」
を観察して、今後自分がとるべき行動を探すんです。
これは、自分のしたい事ではなく
相手に受け入れてもらうための
我慢でしかありません。

本人も辛いでしょう。
でも、それをしなと
クラスで自分の居場所がなくなってしまうかもしれない
という恐怖から、頑張って演じている子がいます。

他の子と、楽しそうにキャッキャと騒いでいても
心は叫びたいほど辛い状態!
こんな「かくれ敏感力」もあることを
知っていてくださいね。

 

娘の場合は小学校の3、4年生の頃に
一番無理をしていたように思います。
自分の気持ちを押し殺して、
相手の言いなりになって、
傷ついて…

その後高学年になる頃には
無理して人に合わせるよりは
1人でいる方がいい
と思うようになったようです。

 

私は当時、娘の心に寄り添えませんでした
1人でこの辛さに耐えていたのだと思うと
今でも涙が出てきます。

 

もし、あなたのお子さんが、今辛い状況なら
どうぞ、
「ママは何があってもあなたの味方だよ!」
「あなたのことが、誰よりも大切で、大好きだよ!」
と伝えてあげてください。

たとえママでも、子どもの人生に介入はできません。
でも、愛情を伝えることはできます。
お子さんの心を「安心感」で満たしてあげてくださいね。

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