女性専用車両での出来事

先日勉強会へ向かうため、

地下鉄に乗っていました。

女性専用車両に座り、

ぼんやりと外を眺めていたところ、

おもしろい光景を見かけたんです。

 

次の駅では、男性が3人ホームで待っていました。

最初の男性

ゆっくりと車両に乗り込んできて、

近くの座席に座るなり、

スマホをいじりだします。

彼は、目的の駅に到着すると、

悠然と降りて行きました。

 

次の男性は、

乗り込んでしばらくすると、

おやっ?」と言う顔をして、

慌てて別の車両へ移動しました。

 

最後の男性は、

車両に乗り込む前に

車体にかかれた「女性専用車両」の文字を見つけ、

そのまま別の車両をめがけて走り去って行きました。

 

その時、

「鈍感力を持つ私だったら、

最初の男性のパターンだな!」

と思ったのです。

 

そう、まさか自分が間違った場所にいる

などと思いもせずに

最後まで気づかずに済んでしまうタイプ!

周囲に全く注意を向けず、

自分の事に集中しているので、

自分の置かれた状況が見えていないんですね。

 

それに比べて、

敏感力を持つ娘は、

最後のタイプでしょう。

 

事前に状況を把握するので、

自分の行動をそれに合わせて動く思います。

 

お互い、無意識に

そんな行動をとっている気がします。

 

実際、娘と外出すると、

よく袖を引っ張られて

「お母さん、そこ邪魔だからこっちへ来て!」

等と誘導されます。

私には全く気付かなかった

周囲の行動を察知しての言動です。

私からしたら

「あなたは後ろに目があるの?」

とききたくなる瞬間なのですが…。

 

 

女性専用車両って、

間違って男性が乗らないように、

あちこちに注意書きがありますよね。

あれほど文字があり、車体の色が違っても、

見る気のない人には届いていないんです。

 

これが、子どもからのSOSサインだったらどうでしょう?

鈍感力ママは、見つけられるのでしょうか?

 

かつての私は

見つけることができませんでした。

子どもが色々トラブルを抱える時代であることは

情報として知ってはいました。

でも、自分の子どもに起こることだとは、

思いもしなかったんです。

 

今から考えると、

いっぱいサインがあったのに

私の見る目が無かったので、

ちっとも気づけなかった…。

まさに女性専用車両

最後まで乗り続けた男性と同じです。

 

娘の気持ちに気づいたとき、

「もっとわかるように

教えてくれればよかったのに!」

とさえ思ったものです。

これでは、

「知らせ方が悪い!」

と言っているようですね。

子どもなりに精一杯頑張っていた娘に、

より一層の努力を求める必要が

あったのでしょうか?

 

 

鈍感力ママが、

すぐに3人目の男性の様に、

「事前に気付いて行動を変える」

なんて無理でしょう。

 

でも、2番目の男性の様に、

「あれっ?」

と気づくことはできそうですね。

 

まずは、女性専用車両がある知る事

そして「もしかしたら、自分の乗っているこれがそう?」

考えてみる事

 

すると今まで見えなかった(気にもしなかった)

情報が入って来て、

事実がわかり、

対応ができます。

 

これは、敏感力を持つ子への対応でも同じです。

まずは、我が子が敏感力を持つ子である意識する事

そして「もしかしたら、今この子は何か問題を抱えてる?」

考えてみる事

 

ママが意識しないと、

せっかくのサインが見えません。

いくらサイン出しても無駄だと学んだ子は、

もうそのサインすら出してくれなくなるかもしれません。

どうぞ、サインが出ているうちに、

しっかり気付いてあげてくださいね。

 

鈍感力ママなら、

100%の理解は難しいかもしれませんね。

それでも、理解しようと努力しているママの姿を見て、

ちゃんと気づき嬉しく思ってくれるのが

敏感力を持つ子なんです。

そんな敏感力を持つ子のやさしさ寛大さ

大好きです。

 

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