先日、28歳の娘と二人で
台湾へ遊びに行ってきました。
マンゴーかき氷や小籠包、
美味しいものをいっぱい食べて
「千と千尋の神隠し」のような
ノスタルジックな景色に酔いしれ
とても楽しい時間を過ごせました。
でも、娘が言うんです。
「もう、アジアは充分。
私には、合わないみたい」
その原因は「音」！
そうなんです。
アジアの喧騒が辛い！
確かに私でもびっくりするような場面が
何度かありました。
静かなはずの故宮博物館で大声が響き渡ったり、
空港の待合室では
歌を歌いだす人まで現れて…。
でも、周囲は全く気にしないんですね。
そんな経験をして、娘は
『ここは私の居場所ではない』
と判断したようです。
娘は大人になって、自分で判断し、
決定できるようになっていますが、
小さい頃は違いました。
昔から大きな音は苦手だったそうです。
親の私は、音にも慣れないと
学校へ行って困るから…。
そんな理由で、
「地域で一番にぎやかな幼稚園」
を選んで入園させました。
結果は、慣れるどころか、
ますます大勢と過ごすことが
苦痛になっただけ。
人より多くの情報が
一度に入ってくるので、
静かな環境でないと
心が落ち着けないんですね。
まずは本人が安心して
リラックスできないと
個性など花開くはずもありません。
本当に、娘には申し訳ないことをしたと思います。
彼女がゆったりと過ごせる環境を与えられたら
もっと楽に生活できたのに…
もっと楽しむ余裕も出来たのに…
と思うのです。
小さい子は、自分で環境を選ぶことができません。
それなら、親が意識して、
環境を選ぶ必要がありそうですね。
先のことも心配でしょうが、
今この時が充実しないと、
次のステップへ進む元気が出ません。
人と比べるのではなく、
今、目の前にいるこの子が
どうしたら一番輝けるのか？
そんなふうに考えられたらステキですね。