新学期が不安な時には…

敏感力を持つ子のママは、今のシーズン

「あぁ、また今年も、子どもの

新学期が嫌だオーラ』と戦わなきゃ…」

なんて、思ったりしていませんか?

 

普段は、それなりに学校へ行く子どもたちも、

新学期は別!

新しいクラス、新しい先生、新しい教室、新しい教科…

未知のものがたくさん待っていると思うと、

気が重くなるお子さんも多いのです。

 

よその子は、春休みを満喫し、

新学期に夢を膨らませて見えるのに、

なぜ?

 

私は、娘が学校へ行っていたころ、

4月が嫌いでした。

周囲が明るいのに、どんよりした我が家の雰囲気。

娘の不安を上手に受け止められず

私まで気持ちが重くなっていました。

 

そんな気持ちを早く抜け出たくて

なだめて、すかして、時には脅して…

あらゆる手を使って娘を説得しようとしてましたね。

 

結果はどうなったか?

 

お察しの通り、

もっと雰囲気が悪くなるだけ!!

 

実はこれ、

『親である私の不安や、モヤモヤを解消したい!』

から出た行動なんですよ。

そう、完全に親のエゴです!

当時は「子どものため」と本気で思っていたのですよ。

お恥ずかしい。

 

では、どうすばよかったのでしょう?

 

『子どもの不安を受けとめる

これだけです。

シンプルですね。

シンプル過ぎて、「それだけ?」と気が抜けてしまいそうですか?

 

そう、『それだけ』なんです。

でも、『それだけ』のことが、意外と難しい

 

止めろと言っても、先々考えてしまう敏感っ子。

不安の材料は、いくらでもうまれてくるのです。

それを止めろと言っても無理です。

それなら、とことんつきあってみませんか?

 

これから起こるかもしれない不安を

(実は不安の9割は実現しないとも言われていますが…)

「そんな風に思うんだね」

「本当にそうなったら、困るよね」

「そりゃ、心配にもなるよね」

と受け入れてあげてほしいのです。

 

そして

「前もって、こんなにいっぱい考えられたから、

もしも実現しても、予行演習ができていて、安心だね」

「そんなことが起こったら、

ママが絶対あなたを守ってあげるから

その時は一緒に考えようね

と伝えてあげてください。

 

敏感力を持つ子は、不意打ちが苦手。

急にトラブルが起こると、

パニックになってしまいがち。

だから、変化が怖いんです。

 

起こるかもしれないトラブルをママに話すことは、

大きな安心につながります。

 

まず、不安を言葉にして出せたことにより

心が軽くなります。

モヤモヤした気持ちを言語化することで、

客観視できるようになります。

話しているうちに、

「そこまで心配しなくてもいいのかもしれない…」

自分からOKが出せることも多いんですよ。

 

自分で

「それほど心配しなくても、大丈夫かもしれない」

と気づくこと!

この体験の積み重ねが、自信につながります

 

お子さんが「新学期を不安がっている」と感じたら、

見方を変えてみて下さい。

ママが「またか…」と落ち込む代わりに、

「ラッキー!一緒に不安を受けとめるチャンス!」

と思えたらステキですね。

 

学校へ行く、行かないも大事なポイントですが

まずはその前に子どもの気持ちを

「もう全部言い尽くした!」

と本人が思うまで

聴いてみることも大切です。

 

もしもできる事なら、

子育て中の当時の私に教えてあげたい

大切な真実です。

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