つい、せかしてしまう

子どもと話していて、

「はやく言いなさい!」

とイラつくことはありませんか?

 

「今、牛乳飲む?」

など簡単なことをきいても、

なかなか返事が返ってこなくて、

「いるの?いらないの?早く決めてよ!」

とけんか腰になったことがよくありました。

 

 

反応が遅いと、困りますよね!

どうしたらいいんでしょう?

 

 

前もって時間の余裕を持ちましょう。

 

敏感力をもつ子にとって、

物事を決めることは

考え抜いた後の結果なんです。

 

 

「牛乳を飲むか?」ときかれた場合、

鈍感力の私なら

今の自分が飲みたいか、飲みたくないか、

それだけを考えてパッと答えます

 

ところが娘の場合は、

「なぜ、今、ママは私に牛乳をすすめるのだろ?」

から考えるというのです。

 

そして、

「ママも飲み物を飲むついでに声をかけてくれた」

とわかれば、

「自分ののどの渇きはどうか?」を考えます。

 

でも、そこですぐに返事はしません

「夕飯まで何時間あるだろう?」

「今、牛乳でおなかがふくれたら、

ごはんが食べられなくなるかもしれない」

などと、先の先まで考えが広がるそうです。

 

 

これでは、返事が遅くなるのも、無理はありませんね!

 

自分では特別深く考えようと思わないのに

勝手に考えを巡らせてしまうのが、

敏感力を持つ子の特徴です。

 

そんな子に向かって、

「考えるな!」と言うより、

考える時間を見越して対応する方が

現実的ですね!

 

 

ただ、いつでも時間の余裕があるとは限りません。

 

そんな時は、本人に決めさせるのをやめましょう

 

 

「勝手に親が決めてしまうと、子どもが怒らない?」

と心配かもしれせんね。

 

安心してください。

 

ふだん、じっくり待ってもらえて

自分のペースを受け入れてもらえていると

敏感っ子本人が感じていれば大丈夫!

 

「今日は時間がないから、ママに選ばせてね!」

と一言添えて、かわりに選んであげてください。

 

敏感力を持つ子なら、

「あぁ、事情があるのだな!」

と察して了解してくれます。

 

反対に、イライラしながら返事を待たれる方が

つらくて、余計に考えがまとまらなくなってしまいます

 

 

娘は自分の返事を待ってイライラされるのが嫌で

「二つあるときは右側を選ぶ」

と決めていたそうです。

 

自分の好みよりも、

相手がイライラしないことを

選んでいたのですね!

 

大人になって、それを話してくれました。

 

 

「敏感力を持つ子と接するときは、

心と時間の余裕を持つ!」

 

そう決めて行動してみて下さい。

 

せっかちな私でも、

イライラがずいぶん減りましたよ!

 

それができないときは正直に話して、

お互いに無理せず笑顔で行きましょう!

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