石橋をたたき過ぎる 敏感っ子の特徴5

子どもが喜ぶだろうと

せっかく遊びに連れて行ったのに、

とにかく早く帰りたがったことは

ありませんか?

 

娘を初めて東京ディズニーランドへ

連れて行った時

はしゃいでいたのは私だけでした。

 

娘はパパと二人静かな場所を探して座り込み、

私が帰ろうというのをただ待っていましたね。

 

こんなに夢がいっぱいの場所なのに、

なぜ楽しまないの?

ディズニーアニメ「ファンタジア」が大好きで

自宅でも何度も繰り返し楽しんでいたのに…

 

 

せかくの外出で、子どもと一緒に

楽しめないなんて、悲しいですよね。

 

なぜこうなってしまうのでしょう?

 

敏感っ子は慎重です。

普段の生活のなかのちょっとした変化も

見逃しません。

 

それが、全く新しい環境ならどうでしょう?

自分の安全を確認したいので、

神経を張り巡らせて対処し始めます。

 

自分で「この場所は大丈夫!」と

納得できるまで楽しめないのです。

 

 

―――子どもは確認をしたがり、

強制されると反抗し、喜ばないどころか、

楽しいはずのことを一切やろうとしない

こともあります。でも、これは親にとって

喜んでいいことです。

HSCは、木から落ちたり、道に迷ったり、

車にぶつかったり、たばこを吸ったり、

悪い大人に誘惑されたりして、

ひどい目に遭う可能性はほとんどありません。

このような危険があるかもしれないと、

前もって教えておけば、

初めての状況に出合った時、

必ず慎重になります。

10代には望ましい特性です―――

「ひといちばい敏感な子」

エレイン・N・アーロン著

 

 

慎重さは、長所でもありますね。

「もっと天真爛漫に楽しんでほしい」

と思ってしまう時にも

「危険を遠ざけることができる」

ということを思い出してみましょう。

 

 

とはいっても、

「このままでは、いろいろな経験が

楽しめないまま大人になるの?」

と心配になりますよね。

 

大丈夫ですよ!

子どもたちは皆、

新しいことにチャレンジしてみたい

と思う気持ちを持っています。

 

それほど危険ではないとわかれば、

誰だって冒険したいのです。

 

ですから、危険を最小限に抑える方法や、

いつでも戻って来られる安全基地があれば、

「やってみよう!」と考えやすくなりますね。

 

・前もって、練習してみる

・小さなゴールを設定する

・困った時に相談できる人を決めておく

など、方法はいくらでもあります。

 

「ママはずっとここであなたを見守っているから、

困った時はいつでも帰っておいで!」

この一言があるだけで、子どもさんは安心して、

冒険の扉を開けることができるのです。

 

そうやって手に入れた

「私にもできた!」という成功体験

次の冒険への糸口となり自信につながります

 

さぁ、ママの一言で安心を与え、

冒険を後押ししてみましょう。

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