他人の気持ちにとても敏感 敏感っ子の特徴4

子どもさんが、良い子過ぎて

心配になることはありませんか?

 

今は27歳になる娘が小さい頃、

「物わかりのいい、おりこうさんね!」

と言われていました。

 

出かけた先でお菓子をあげると言われても

娘はチラッと私を見た後

「私はいいです」と断っていたのです。

 

私はてっきり、本当に欲しくないんだと

思っていたのですが、実は違っていました。

 

何日か経って、本当は欲しかったけど、

「お母さんが嫌がると思ったから断った」

と教えてくれたのです。

 

 

素直に欲しいと言えばいいのに…

子どもらしくないなぁ…

このままで大丈夫かな?

さすがにこんなことが続くと

心配になりました。

 

私はどうしたら良かったのでしょう?

 

まずはママが自分の気持ちに

正直になることが大切でした。

 

 

人の気持ちに良く気づき、

他人を思いやる行動ができることは、

素晴らしい性質です。

 

しかし敏感っ子は、小さい頃から

推察する能力が高いため、

保護者の気持ちを必要以上に

くみ取りながら生活しています。

 

大人は「本音」「建て前」

上手に使い分けて生活しますよね。

 

一般的に子どもは「いいよ」と言われれば

OKが出たと考えるでしょう。

 

しかし敏感っ子の場合は、

「いいよ」の言葉の奥まで読み取ろうとします。

 

言葉でOKと言われても、

態度にノーを読みとって

「本音」を見抜き、そちらを優先するのです。

 

 

それが続くとどうなるでしょう?

 

言葉が信じられなくなるんですね。

ママの言葉より、ママの顔色ばかりが

気になり始めます。

 

「お嬢ちゃん、何かあるたびに

あなたの顔色をうかがうよね!

怖いお母さんではないのに、どうしてかしら?」

と言われてことがあります。

 

当時は私もなぜだろう?

とわからなかったのですが、

今なら痛いほどわかります。

 

私の言葉に嘘を感じ、

本心を見抜くために

一生懸命顔色を見ていたんですね。

 

いつも「親の本心を見極めないと!」

と神経を張り詰めていると、

膨大なエネルギーを使います。

 

これでは、疲れてしまいますよね。

 

どうぞ、表裏のない態度で

子どもさんに接してあげてくださいね。

 

 

そうはいっても、人前で何といえばいいのか

困ることがありますよね。

 

大丈夫ですよ!

そんな時は

「ママ、それは困るな」

と正直に言ってみましょう。

 

「今は困る」

「後でならOK」

「別のものならOK」

「それだけは絶対ダメ」

など、「ママはこう感じている」

と自分の気持ちを正直に伝えてください。

 

 

娘が大人になってから、

「当時、私がどんな親だったら

もう少し楽だったと思う?」

ときいたことがあります。

 

娘の答えは、

「もうちょっと、わかりやすい親に

なってほしかったかな…」

でした。

 

この「わかりやすい親」って、

大事なんですね!

 

良い親になろうと思えば思うほど

自分の本心とかけ離れて行ってしまう…

 

そんなに、パーフェクトな親に

ならなくてもいいんですよ!

 

短所もいっぱいある私たちを

子どもたちはちゃんと

受け入れてくれますから…

 

子どもたちは、私たちが思う以上に

ママのことが大好きなんです!

 

まずはママが自分の本当の気持ちに

向き合ってみましょうね。

 

小さいことでOK。

お茶の誘いを受けても、

その気になれなければ無理せず

「ありがとう。でも、今日は帰るね」

口にしてみて下さい。

 

私を大切にするところから、

楽しい子育てが始まります。

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