強い感情に揺さぶられる 敏感っ子の特徴3

お子さんがテレビなどで怖い話を見ると、

ずっと感情が高ぶってしまい、

忘れられなくなることはありませんか?

 

敏感っ子は、出来事を受けとめるセンサーが

とても細かく張り巡らされているので、

自分を取り巻く情報を大量に、

徹底的に処理します。

 

物事の意味やその先までも想像して、

感情も大きく揺り動かされることが

よくあります。

 

良いことに対しては

喜びがより大きくなりますが、

嫌なことに対しては

つらさが倍増しますね。

 

 

実は娘にもこんな体験があります。

まだ彼女が子どもだった頃、

家族3人で『A.I.』という映画を見に行きました。

 

未来の地球が舞台で、人間と同じ愛情を持つ

少年型ロボットとして開発された主人公が、

母の愛を得ようと旅を続ける映画でした。

 

夫と私は、

「切ない映画だったね」

「主人公は幸せだったかな?」

と感想を話していましたが、

娘はいつになく無口だったのを覚えています。

 

私たち両親は、映画館を出れば現実世界へ戻り

映画の内容を深く考えることなどありませんでした。

 

しかし、娘は違っていたんです。

 

かなり後になって本人から聞かされて

驚いたのですが、

あの時の胸の痛みが

いつまでも忘れられないのだそうです。

 

15年経った今でも、あの切ない想いがあって

未だにあんなタイプの映画やドラマは

辛くて見られなと言います。

 

 

娯楽のためにと選んだ映画が

ストレスになってしまうなんて!

 

親が敏感力を持っていなければ

「いったい、どうすればいいの?」

ととまどいますね。

 

そんな時は、

お子さんが感じている感情を

丁寧に受けとめましょう。

 

 

―――どんな感情が出てくるかを

語り合いましょう。

特にHSCの場合、

自分が感じていることとその原因を

はっきりさせることが必要です。

そうすると、混乱に

対応しやすくなります。―――

「ひといちばい敏感な子」

エレイン・N・アーロン著

 

 

全てのマイナス要因を

我が子の前から取り除くことなどできませんね。

 

子どもたちは、やがて自分の力で人生を

切り開いていかなければならないのです。

 

ならば、私たち親にできることは一つ。

 

上手に自分をコントロールする方法を

学ばせること!

 

 

「それはわかるけど、

いったい何から始めたらいいのか…」

と不安になるかもしれません。

 

 

大丈夫!

子どもたちが自分で気持ちを

コントロールできるようになるまで

親が感情を包み込んであげましょう

 

つらい、悲しい、重苦しい、

そんな気持ちを全て

吐き出させてあげてください。

 

「どんな気持ちも、我慢せずに、

話していいんだよ!」

という気持ちを込めて、

しっかり聴いてあげてください。

 

「自分の中で起こったことを

独りで解決しなくていい!」

「困った時に助けてくれる人がいる!」

と安心させてあげましょう。

 

「どんな時でも、自分を支えてくれる人がいる」

そう信じることができたら、

人は実力を発揮できます。

 

さぁ、まずは「ママがいるから大丈夫!」

そう言って、抱きしめてあげてください。

 

落ち着いてきたら、

しっかり気持ちを聴いてあげましょう

 

きっとお子さんの笑顔が返ってきますよ!

 

 

どうぞ、あなたの体験や、質問をお寄せください。

ご連絡、おまちしています。

 

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