刺激を受けやすい 敏感っ子の特徴2

「いつも簡単にできることなのに、

今日はどうしたの?」

 

とお子さんが動揺して何もできない姿に

ビックリすることはありませんか?

 

 

―――HSCは興奮しやすい特徴があります。

親と二人でキャッチボールをしている時は完璧でも

試合ではボールをポロポロ落とすことがあります。

そして野球が嫌いになり、試合中に泣き出してしまう。

それでもやめようとはしない。

親の気持ちを察しているからです。

こんな単純なゲームなのに、

なぜそこまで動揺するのだろう

とあなたは思うでしょう。―――

「ひといちばい敏感な子」

エレイン・N・アーロン著

 

 

親として、心配になりますね。

 

まずは、敏感力を持つ子には

「刺激が強すぎるとうまくできない事がある」

理解しましょう

 

人が多い、音が大きい、まぶしすぎるなど

外からの刺激が原因であることもあります。

また、過去に失敗したり、

失敗したらどうしよう?

といった不安が大きくなって

緊張することが原因にもなります。

 

 

娘の場合は、大きな音がつらかったようです。

 

大好きな映画を見に行ったのに、

映画館での音響効果で気分が悪く

なってしまったことがあります。

 

一度そういう体験をすると、もう怖くて

映画館に入ることができなくなってしまいます。

 

「この映画は、大きな音が出ないから」

と勧めても、以前の嫌な思い出が

よみがえるので、つらいんですね。

 

 

刺激を受けやすいことは感性の問題なので

どうしようもありません。

 

ただ、全ての刺激に反応してしまう

わけではありません。

 

大丈夫な分野もあるので、

心配し過ぎないでくださいね。

 

 

「娘は音に対して私以上に敏感に反応して、

つらくなるんだ!」

と知ってから、対応が楽になりました。

 

事前に大きな音が出そうな場所は避ける

ことができましたし、

前もって「次に大きな音が来るぞ!」と

心構えができたら、

上手に対応できることがわかったからです。

 

「でも、急に刺激がやってくる

ことだってあるよね!」

と心配かもしれません。

 

確かに娘は大人になった今でも音に過敏なので、

出先で人一倍ビックリしたり、

つらくなったりする時もあります。

 

でも、大丈夫ですよ。

ちょっと視点を変えてみてください。

 

「これが苦手」

から離れて

「これは得意」

探してみてほしいのです。

 

子どもさんの得意分野に目を向けて、

ほめましょう

 

敏感力を持つ子は、

刺激がなくても苦痛に感じないので、

飽きることなく一つのことに

打ち込むことができます。

 

他の子なら、

すぐに投げ出してしまうようなことも、

黙々とこなします。

 

特に自分の興味のある分野では、

大人が驚くような集中力で、

新しい知識を吸収するものです。

 

敏感力を持つ子ならではの素晴らしい特性

ぜひ花開かせてあげてください。

 

 

得意なところを見つけて、

「○○に才能がありそうね!」

応援してあげてほしいのです。

 

「△△はちょっと苦手だけれど、

○○なら自信がある!」

そう思えたら、やる気がわいてきますね。

 

人との競争ではなく、

自分のゴールを目指して

ママと一緒に頑張ろう!

 

今日から、ママが子どもさんの応援団です。

 

 

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