こんな時どうしよう?接し方のヒント

「そんなつもりじゃ、なかったのに…。」
自分の想いが、
ちゃんと子どもに届いていない!
そう感じることはありませんか?

 

「えぇ、どうして?」
「なんで、そんなふうに思うの?」
と子どものことが理解出来なくて
困りますよね。

 

こんな時、どうすればいいのでしょう?

 

子どもの感じ方、考え方は、
自分と違って当たり前
そう受け入れてみましょう。

 

人はそれぞれに、
独自の感性を持っています。

 

鈍感力を持つ母親と、
敏感力を持つ(HSC)には、
大きな違いがあるのです。

 

同じことを体験しても、
その受け取り方が
大きく違うんですね。

 

ということは、私たちが
「これくらい普通」
「これが常識」
「当たり前」
と思うことが、

子どもたちにとっては
「こんなひどいこと」
「非常識」
「ありえない」
と感じることもあるということです。

 

その違いを知らないと、
日々の生活がトラブルの種
となってしまいます。

 

かつて私も自分を基準
として考えていましたから、
娘とこころがすれ違ってばかりでした。

 

例えば、めずらしく娘が
キャラクター・グッズを
おねだりしてきたことがありました。

 

ちょうど運悪く、
私は家事の予定がつまっており、
あせって「時間がない~」とバタバタ。

 

話をきこうとは思うのですが、
気持ちは「家事」へいったまま。

 

気もそぞろできいてはみますが、
要領をえない娘の説明に
「だから、何が言いたいの?
はっきり言って。
お母さん、忙しいの!」
と言ってしまいました。

 

HSC(繊細な子)は、
相手が思った以上に
言葉を重く受け取りがちです。

 

娘も、
「お母さんが怒ってる」
「自分は嫌われた」
「言わなきゃよかった」
とひどく後悔したそうです。

 

ただ私は
自分の都合でイライラして、
余裕がなかっただけなのに…。

 

敏感力を持つ人(HSP)でなければ、
この会話のズレの重大さ
理解しにくいでしょう。

 

当時の私も、
何も気づかぬまま、
「もういいの?
じゃあ、お母さん忙しいから!」
と流してしまいました。

 

「欲しいものがあっても、
二度とおねだりはしない!」

と娘がかたく決意していることなど、
みじんも気づかずに…。

 

―――自分の気持ちを声にする時、
気をつけましょう。
「お母さんは怒ってないよ」と、
安心させるメッセージを声に出して
伝えるのは良いことです。
でも、必要以上に、
自分のイライラを口にするのは
やめましょう。
子どもは、
親のマイナス感情を過剰に
受けとめてしまいます。―――
「ひといちばい敏感な子」
エレイン・N・アーロン

 

では、こんな時、
どうしたらいいんでしょうか?

 

何もかも放って、
子ども中心で生活する?

子どもは満たされるかもしれませんが、
現実的ではありませんね。

 

きっと我慢の限界がきて、
あなたが爆発すると思います。

 

私何度もそれを経験していますから…。
無理は続かないんですよ!

 

そこで私が学んだ方法は…

「ちゃんと聴ける状態になるまで
待ってほしいと伝える!」

ただそれだけです。
簡単でしょう!
でも当時は、そんなこと
思いもつきませんでした。

 

正直に
「今、お母さん家事で手一杯なの。
あなたの話をしっかり聴きたいから、
後でゆっくり話してくれる?」
と告げる。

 

『自分の状況』と、
『こうできたら嬉しい』
をセットで伝えるだけです。

 

どうです?
これなら、できそうだと思いませんか?

 

子どもが「どうしても今!」
と言って来たら
「時間がないから○分だけでもいい?」
と確認してから聞けば、
制限ができた分、
子どもの話に集中できそうでしょう!

 

敏感力を持つ子(HSC)は、
無制限に要求を押し付けてくることは
ありません。

 

だからこそ、
勇気を出して要求してきたときの対応が
大切なのです。

 

「こちらを向いて」
の合図が子どもから出たと感じたら、
その時がチャンスです。

 

「あなたは私にとっても大切な人!」
が伝わるコミュニケーションで
表現してきましょう。

 

そんな会話のコツ、
お伝えしますのでお楽しみに!

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