気づいてくれる優しさ

ネットで2人の男の子のママの投稿を見つけました。

3年ぶりに家族そろってボウリングへ出かけた時のことだそうです。

以前訪れた時には、下のお子さんがまだ2歳だったため、ママと見学でした。

しかし今回は次男さんも5歳。

皆で一緒に楽しめそうとママが考えていると、8歳になった長男さんが

「今回からお母さんもやっと一緒にできるね」
と笑顔で話しかけてきました。

それまで家族で出かけても、ママは小さい子と一緒に見守り役が多かったことに気付いていたんですね。


ママは、長男さんの『気付き』に驚きつつも、自分を見てくれていたことに、とても嬉しい気持ちになったと書かれていました。


このお話を読んだとき、長男さんの気持ちをあれこれ考えてしまいました。

・遊びに行った先でも、自分の楽しみだけに集中せず、周囲の人の行動や気持ちを考える。
・ママと一緒に楽しみたいけれど、小さな弟がいるから無理だと理解できるから無理を言ってはいけないと自制する
・ママも楽しみを我慢していたのかもしれないと想像する
・家族みんなで楽しめる今の喜びを、素直に表現する。

HSCならありそうでしょう。


この話を投稿されたママは、長男さんの気持ちにしっかり気付けました。

すごい事だと思います。



毎日のあわただしい生活の中で、「気持ちの扱い」って雑になりがちですよね。

子どもの良さを理解するって、とても大事な事なのに、ついつい後回しになってしまいませんか?

一日のルーティーンを時間通りにこなすことも大切ではありますが、「気持ち」は待ってはくれません。


私は「今忙しいから、後で」と言ってしまい、娘の心を閉ざしてしまっていました。

HSCの心を豊かに育むためにも、お子さんの良さに気付く「親の心の感度」は磨いていたいものです。

このお話に後日談は無かったのですが、
「あなたがママのことをずっと見ていてくれたんだとわかって、嬉しかったよ」
と伝えて下さっていたら嬉しいなと思いました。

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