「子どもを信じる」とは?

「子どもを信じて待ちましょう!」
子育てでよく聞くフレーズですね。

「信じる」ことは大切だと知りながらも、
実際にお子さんが行動を起こす場面になると、
不安でついつい口出しをしたくなりませんか?

日本唯一の家事シェア研究家である三木智有さんが、このように書かれています。

「信じる」とは
「待つ」ことと
「責任を負う覚悟を持つこと」
このふたつなのです。

いくら口で「信じているよ」と言ったって、
それが信じているということにはならない。

万が一の責任を負う覚悟を持って、口出しせずに待つ。

そうやって信じることで変わるのは子ども自身ではありません。
変わるのは「子どもとの関係性」。


娘が小学校へ行けなくなり、
すったもんだの挙句、
学校へ行かない生き方を受け入れた時期に
私が体験したことと同じでした。

「学校へ行かなくてもいいと言った限りは、
後々そのことについて問題が起きても
親としてしっかり受け止めていこう」
と考え、
「本人の意思で動き出すまで、待つしかない」
と開き直るまでにどれだけ時間がかかった事か…。

そこから「子どもと私の関係性」が変わったのだなと今ならわかります。

渦中は苦しくて、不安で…
「正しい道」を求めすぎていたように思います。
「間違いは許されない」
「子どもの一生がかかっている」
くらいの切迫感でした。
子どもを思うが故の気持ちですが、全体が見えていませんでしたね。

まずは生きている事
そして本人が幸せだと思えることが何より大事なのに…。

私自身に余裕がなかったことが、悔やまれます。
あの頃の私には、自分の辛さを吐き出せる先がなかったのです。
全部自分で抱えてしまっていました。

今、もしも当時の私のような方がいらっしゃるなら、
「自分の辛さを外へ出す」ことをお勧めします。
話すだけでも、すっきりしますよ。

ただ相手は選んでくださいね。
正論で攻撃されると、余計に辛くなってしまいますから!

相手から「解決策」を期待するのではなく、
話を聴いてもらって「自分の心の整理整頓」
手伝ってもらってはいかがでしょう。

自分に余裕ができると、
お子さんへの対応も自然と変わって来るから不思議です。

物事が好転するきっかけは、本当に小さなことであったりします。
まずは自分が一歩踏み出すことを意識してみてください。

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