HSCのトリセツ②

さぁ今回は、お待ちかね「HSCのトリセツ作成」です。

前回は、トリセツを書く前に、
「HSC自身が内なる自分と真摯に向き合う時間を持つことが大切だ」
とお話しました。

親子であっても、いいえ、親子であるからこそ、
「お互いの本音が話せない」ってこと、ありますよね。

しかし、周囲の方々に正しくHSCを理解してもらい、
我が子に応じた対応を望むなら、
お子さんの本音を理解することが必要なんです。

大人でさえ、わかっているようでわからないのが、自分の心!
しっかりしているように見えるHSCですが、
自分の心を持て余したり、上手く把握できないことだってあるはずです。

そんな時は、聴き上手なママの出番!
人に話すうちに、自分の考えや気持ちが整理できることって、
よくあるでしょう。

「正解へ導く」ではなく
「ありのままをすべて吐き出してもらう」
つもりでじっくり話を聴いてあげてください。

お子さんの本音が明らかになったら、
トリセツ作成スタートです。

まずは、ご本人に
トリセツを書いて先生に渡すことの承認
を得てくださいね。

これはとっても大事です。
親は良かれと思って行動することでも、
お子さんにとって嬉しい事かどうかはわかりません。

「『こんなことで困った時にはこうしてください』
と知らせるお手紙を先生に書こうと思ってるの。どうかな?」
と伝えてみるのはいかがでしょう?

「今はそのタイミングではない」
「〇〇先生なら…」
など、親にはわからない要望
出てくるかもしれません。

「何事も、あなたの気持ちを確認してから進めるよ」
という想いが通じたら、
お子さんも安心して心を開くことができますね。



そして、トリセツの書き方に決まりはありません。
読みやすく、使えるトリセツにすることを意識してください。

私が大事だと思うポイントは5つ
1.A4用紙1枚に収める
2.HSCの特徴と我が子の特徴を箇条書きで書く
3.困りごとは3つに絞る
4.困りごとと対応策を具体的に書く
5.読み手を思いやった表現にする

1.先生は忙しいので、HSC専門書などを渡されても
なかなか読む時間がありません。
一目でわかるように、1枚の紙にまとめましょう。
これなら精神的な負担も減るので、
「これくらいなら、やってみよう!」と思ってもらいやすいです。

2.まだまだHSCをご存じない先生も多いので、
一般的な特徴と、特に我が子の知っておいてほしいところなどを
簡潔に書きましょう。

3.先生に知っていただきたい、配慮願いたい事は
たくさんあると思いますが、あせりは禁物です。
まずは今お子さんが特に困っている問題3つに絞って書きましょう。

4.できるだけ、具体的に
「いつの、どのような場面で、どうなった時に、どのように対応してほしいか?」
を書きましょう。
読み手が状況をイメージできると、スムーズな対応が望めそうです。

5.先生も人間です。
上から目線の要望書だと感じたら反発したくもなりますね。
先生の経験やプライドを傷つけないよう言葉を選び、
「この子にとって効果的なことは何か?」
を一緒に考えて、力を貸してほしい
と要望してみてはいかがでしょうか?

以上の5点に気を付けて、
世界に一つしかないトリセツを書き上げてみてくださいね。


もっと簡単にトリセツを作りたいという方には、
こちらもございます。

「HSCのトリセツ・シート」付き動画を作りました。

困りごとの洗い出しから、
20件の事例文章、
実際の記入方法、
先生へ手渡しするときの注意点までを
動画で説明しています。

HSCのトリセツ・シートも添付されていますので、
印刷して動画を見ながら手書きで記入すれば、
お子さんにぴったりのトリセツが出来上がります。

シートを手に入れる方法は2つ。

1.トリセツ動画を1本だけ購入する
 (ダウンロードすればいつでも視聴可能)
2.全ての動画見放題を申し込む
 (1ヶ月だけでストップも可能)
どちらの方法でご購入頂いても、
HSCトリセツ・シートの料金は
含まれていますからご安心下さい。

詳しくはこちらをご覧下さい。
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