大人の役目

俳優の北村一輝さんが

僕も息子と話すときは、
彼の頭にどう言葉が残ることを意識するし、
生き方を背中で見せたいと思っている。
息子に限らず、子どもに未来を残すことは、
大人の役目ですから

と新聞でコメントされていました。
自分の姿を人の記憶に残すのが仕事である
俳優さんらしい言葉ですよね。

私たち一般人はどうでしょう?
周囲の大人に自分がどう見えているのかは、
結構気にしますよね。

でも、一番身近な我が子や、
何気なく日常ですれ違う子どもから
自分がどう見えているのか
毎日意識して過ごしていますか?

北村さんの記事を読んで、
ハッとしたのは私だけではないはずです。

子ども時代に
「子どもだからとぞんざいな扱いを受けた」
「私が大人なら、そんな言い方はしないだろう!」
「子どもだと思ってごまかされた…」

そんな記憶が残っている方は多いと思います。

大人である自分のこの言葉が、
目の前のこの子にどう影響を及ぼして、
どのように記憶に残るのか…。

子どもたちの中に未来を残すのが大人の役目だと、
北村さんはきっぱりとおっしゃいました。

敏感力を持つ子の感性は研ぎ澄まされています。
美しいもの、素晴らしいものを
しっかり受けとめる力
があります。
しかし、悲しい、辛い、落胆、あきらめなどもまた、
しっかり心に刻み付け
てしまいます。

子どもを
「まだ大人になれない未熟な人」
と思わないで、
「小さいけれど大人と同じ一個人」
と意識するだけでも
言葉遣いや接し方は変わると思いませんか?

例えば、2つの選択肢があるときに
「あなたはコレでいいでしょ!」
と決めつけるか?
「あなたはどちらがいいの?」
相手の意思を尊重するか?

物事をお願いするときも
「これをしなさい!」
と押し付けるか?
「これをやってほしいんだけど、お願いできるかな?」
相手の意向をうかがえるか?

自分を尊重してくれる大人に対して、
ちゃんと敬意を払えるHSC。
お互いを尊重し合った素敵な親子関係が実現しそうです。

こんな関係が小さい頃からできるのも、
HSCを育てているからこその醍醐味ですね。

自分の望む人間関係や未来の姿を実現に導くのは、
大人である我々の毎日の何気ない言動なのでしょうね!

自分はどんな未来を望んでいるのか?
遠い先を目指しながらも、
日々の生活の中で気持ちを届け続ける
コミュニケーションの重要性を
改めて教えてもらった気がします。

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