小学校へのはたらきかけ

先日の「小学生HSCママのおしゃべり会」で、
「小学校へどんな働きかけをしているか」
が話題になりました。

ママの会へのお便りでもご質問頂く、
みんなが気になる話題ですので、
今日はご本人に了承を得て
皆さんにもシェアさせていただきますね。

我が子のためとママは頑張って行動するのですが、
「私だけなのかな?」
「こんなことを学校にお願いしてもいいのかな?」
「わがままって思われるかな?」
「モンペ(モンスターペアレント)と思われたらいやだな」

と不安材料は次から次へと湧いてきます。

実際に行動してよい結果が出ているママでも、
不安と戦いながら行動されているんですよ。
そんな時に仲間がいると思えたら、心強いですよね!



お1人目は、小さい頃から敏感力の強い女の子です。
一時期は食事がのどを通らなくなったこともあったくらい敏感さんです。

そんな彼女は集団登校が苦手でした。
年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんの
「あぁ~学校行くの、ダルイ」的な負のオーラ
まともに浴びるその状態が辛かったそうです。

そこでまずはママが付き添うことにしました。
列の最後にママと一緒に登校してみましたが、やっぱり辛い。

次に、集団から離れて、親子二人で20分歩いて通学してみると、
これから始まる学校生活の一日の辛さ」を、
何度も思い起こすため途中でしゃがみ込んで泣き出すこともしばしば…。

時間をかけずに一気に登校した方が良いと判断し、
次はママが車で送ります。

しかし3年生になると周囲の生徒の目が気になりだします。
遅れて教室へ入ると視線が辛いと感じて、
朝一番に到着してみることにしました。
これなら靴箱付近の喧騒に巻き込まれることもなく、
ゆったりと自分のペースで過ごすことができます。

今では、ママをせかすくらい率先して登校するようになり、
クラス係の長を自分から進んで引き受けるほどに自信をつけられました。


ママは、常にお嬢さんの
辛さを共感し
問題を一緒に考え
無理のない行動を繰り返しました。

そんな素晴らしい対応が、
お嬢さんの自信へとつながったのだと思います。

本来でしたら禁止されている車による登校も、
事情を話し、学校の近くまでならOKと承諾をもらったそうです。



もうお1人は、今年小学生になった弟君です。
彼も小さい頃から敏感君で、
みんなが楽しみにしている幼稚園のお泊り保育が不安でした。

そこでママは事前に家族で施設への見学に行ったのです。
「ここに、〇〇があるね~。
ここでみんなでご飯食べるのかな?楽しそうだね~。」
予行演習です。

彼はそれですっかり安心することができて、
楽しく当日を過ごすことができました。

ピカピカの1年生を目前に控え、
今度は小学校生活が不安になってきました。

前回成功した予行演習はどうだろう?とひらめいたママ。
早速5年生のお兄ちゃんの担任に相談します。
すると、当日はお兄ちゃんの教室に、
弟君のための椅子と机が用意されており、
クラスのみんなも彼を可愛がってくれたのだそうです。

それで一気に小学校への不安は吹っ飛んだそうです。
新しい小学校にも自分の味方がいると実感できて、
とっても心強かったのでしょうね。

このママはご自身もHSPで、
表立った行動は苦手だとおっしゃいます。
しかし子どものためと頑張ったそうです。



お二人とも、ステキなママが支えてくださっていて、
本当に私まで嬉しくなってきます。

この先も、お子さんの成長と共に、
またいろいろな問題が起きるでしょう。

でも、恐れないでくださいね。
先走りしすぎないでくださいね。

お子さんと同じペースで、
一緒に悩み、
一緒に考え、
一緒に笑って
ください。

ママが一肌脱いで頑張る
お子さん自身が踏ん張るのを見守る
その二つを上手に使い分けていきましょう。

どうぞこの文章を読まれた皆さんも、あなたの学校へのかかわり方を教えてくださいね。

みんなで一緒に考えたいと思っています。

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