withコロナの今、気を付けたいこと

横山:「withコロナ」と言われだしてだいぶたつけど、
HSCにとってコレは辛いんじゃないかな?
って心配な事とかある?

娘:いろんな点で我慢して生活している子が
多いんじゃないかと心配だね。

横山:例えば、どんなこと?

娘:毎日マスクして生活してることとか…。
短時間なら我慢できることでも、
それが長期間になると辛いよね。

横山:そうね。マスクって大人の私でも暑苦しくて嫌だな…。

娘:皮膚感覚が敏感なら、
顔を常に覆われている事自体が不快だろうし、
ゴムのあたる耳の後ろ側が痛かったり、
蒸れる感じが嫌とか、
我慢できないほどではない不快感がずっと気になって辛い
ことがあるかもしれないと思うの。

横山:それでも周囲からは
「マスクをするべきだ」
って圧力を感じるよね。

娘:マスクをしてない人がいると、
周囲の視線が厳しいと感じるね。

横山:特にHSCは決まりを守ろうと努力する子が多いから、
自分の不快を我慢してしまう子が多そうだね。

娘:確かにマスクをすることで、
自分が咳やくしゃみをしたり、
大声を出したとしても
飛沫を飛ばすことを防げるよね。
大事なことだと思う。

ただ、
「正しいことだと理解はできるんだけど、
自分は少し苦手だな!」

と言えることも大事だと思うの。

横山:そうね。
今は「〇〇すべき」という雰囲気が強くなってきて、
その事に息苦しさを感じる人もいるだろうね。

娘:一度、お子さんに
「マスクを毎日していて、困ってない?」
って聞いてあげてほしいな。

横山:意外と困っていても、
声に出せていない場合
あるかもしれないんだね。

娘:困っている原因がわかれば、
それに対処する方法も考えられるよね。

横山:そうか、大人の方から、
「何か困っていることない?」
って確認してあげることも必要なんだね。

娘:そう。
「マスクをすべき」って教えられちゃうと
嫌だ」とは言いにくい子が多いだろうから…。

昔の私なら、
「他の人も私と同じくらい嫌なのに我慢してるんだ…」
「それなのに自分だけ嫌だなんて、わがままは言えない…」

って勝手に考えて、自分の辛さは押し殺していたと思う。

横山:実際にはマスクがそれほど
苦にならない人もいるからね。
辛いかどうかの感じ方は人それぞれ!
だからこそ「自分は辛い」
言えることが大事なんだね。

娘:その時に注意してほしいのが、
その気持ちを伝える相手を選ぶこと!

横山:そうか、言う相手を間違えると、大変なんだ。

娘:攻撃されて、
二度と自分の気持ちなんか口にしてはいけないんだ!
と思ってしまうから…

横山:そう聞くと、
子どもの話を聴くときの大人の態度って、
気をつけないといけないね。
まずは何を言っても否定されないことが大事?

 

娘:子どもが自分の気持ちを言ってきた時に、
「それが正しいか、正しくないか」
なんてジャッジする必要はないと思う。
「この子は今そう思ってるんだ」
という子どもの情報もらっているだけ
と考えてみたら、
も楽に受けとめられるんじゃないかな?

横山:子どもが素直に自分の気持ちを表現できるためには、
「素直に言っても大丈夫という安心感」
が必要なんだね。

娘:ついつい親としては「しつけ」を意識して、
親が正しいと思う方向
子どもを矯正しようとしがちだと思う。

横山:そうか…。
まずはありのままの子どもを受けとめて、
困りごとを一緒に考えよう
というスタンスが必要なのかな?
「教える」とか「導く」とか
考えない方がよさそうだね。

娘:HSCの場合、
信頼されたらそれに応えようと努力するだろうから、
「受けとめて」「一緒に考えて」「見守る」
をしてもらえたら嬉しいんじゃないかな?

横山:マスク以外にも困りごとがあるかもしれないから、
たっぷり時間をとって、本音を話し合えるといいね

娘:「たとえ困ったことがあっても、助けてくれる人がいる」
って信じられると、
その後の人生の過ごし方大きなプラスになるから、
是非上手に関わってあげてほしいと思うんだ。

横山:そうだね。
ここは大人の頑張りどころだね!

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