「バリバラ」放送を見ての感想①

2019年8月29日NHKEテレ「バリバラ」で
「敏感くんのゆううつ~HSCの子どもたち~」
が放送されましたね。

やっとNHKの番組で取り上げられたHSC!
出演者のほとんどが
「今まで知らなかった」と。

まだまだ知名度は低いものの、
皆で考えるべき事だという認識は
高まってきていますね!

番組では小6の男の子が紹介されていました。
彼は友達も先生も好きなのに
学校での刺激に耐え切れず
つらい思いをしています。

HSCに理解のあるお医者さんに掛かっている彼は
適切な助言や対応を受けているようでした。
先生、家族、病院の3者でケースワーク会議が開かれ、
「こんな時はどう対応してあげたらいいのだろう?」
と戸惑う大人に、お医者さんからアドバイスもありました。

多くのHSCを育てるママから相談を受けている私には
恵まれた環境に見えました。
まだまだ孤軍奮闘している方がほとんどだからです。

娘と一緒に番組を見て
多くの気付きがありました。
それを何回かに分けてお伝えしたいと思います。

先ず今回は、一番大事だと思ったことから!

学校の先生が、
「他の生徒に対してきつく指導したら
それからHSCの男の子が泣き続けてしまった。
どう対応したら良かったのだろう?」
とお医者さんに相談した時の話です。
お医者さんの答えは
「謝ってください」
でした。

とっさに出てしまった言葉は戻せません。
しかし、謝ることで
「自分に対して配慮してくれている」
とわかることが大事なのだそうです。
また、その行動により周囲の人々も
「そういう配慮が必要なんだ」
とわかり、対応の仕方がわかるメリットもあります。

私が、
「なるほど!」
と感心していると
隣で娘が
「この場合、彼が泣きだしたから『謝る』でいいと思うけど、
実際にはグッと我慢してしまう子が多いと思うから
まず『大丈夫だった?』ときいてほしいかな…」
と。

番組の中でお医者様もおっしゃっていましたが
HSCの子は自分の気持ちを出すことが苦手
なので、自分の状況を話す機会を作ることは大切ですね。

まずは今の状況をきいてみて

「何ともない」なら、
「それを聞いて、安心したわ」

「自分の事のように感じて怖かった」なら
「ごめんね。あなたの事じゃないのよ!」

「大きな声が聞こえて、ビクッとした」なら
「ごめんね。声が大きかったね。」

と対応した後、
「どうしたら安心できるか?」
まで踏み込んで話すきっかけにすることも可能です。

いくらママがHSCを理解して気を付けていても、
毎日の生活の中では
「あぁ、やっちゃった!」
と思うことは出て来るもの。
そんな時に、一人で黙って後悔するより
しっかりお子さんと向き合うきっかけ
にできたらいいですよね。

ママだって人間です!
失敗もありますよね!

失敗したかも…と思ったら、
すぐに本人に確認して、
必要なら謝って
「どうしたらもっと楽になるか?」
「どうしたらもっと安心して過ごせるか?」
お子さんと一緒に考えてみませんか?

お互いに本音が出せると
ずいぶん気持ちが楽になりますよ。

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