敏感力を持つ子(HSC)とは?

「生まれながらに、
ひといちばい敏感な子どもたち」

のことを、
HSC(Highly Sensitive Child)
と呼びます。

 

この特性を見出した心理学者
エレイン・N・アーロン博士によると、
程度の差はあっても
子どもの5人に1人は
HSC
だそうです。

 

「感受性が豊かで、繊細」なのことは、
良いも悪いもありません。

その子の生まれ持った性格
「やさしい」「気が強い」「おっとり」
など同じように
性格のタイプの一つなのです

 

しかし、周囲の大人が
敏感力を持つ子の育て方を知らないと、
良かれと思ってしたことが
かえって子どもを苦しめてしまいます。

 

まさにかつての私がそうでした!
引っ込み思案(だと私が思い込んでいた)
な娘を心配し、
わざと「やんちゃさん」が多い幼稚園に
通わせたり、
自然の中でワイワイ走り回って遊ぶ
クラブへ行かせたり…。

 

敏感な感性を持つ娘には、
毎日の生活がつらいことも多く、
どんどん自信をなくしてゆきました。

「自分はみんなと同じようにできない。
私はダメなんだ!」

と娘は思い込んでしまったのです。

 

ところが、敏感でも繊細でもない
私は、気付きもしませんでした。

 

「これくらいのこと?」
と思うようなことが、
娘にとっては
「大変な出来事」だったと、
鈍感力を持つ私が知ったのは
つい最近のことで、
本当にビックリしました。

 

Highly Sensitive
という考えを知って初めて
「そういうことだったのか!」
と気づいたのです。

 

例えば、私が子どものころは、
夏にしっかり日焼けすると、
冬に風邪を引かないと言われ、
わざわざお日様の下で
日光をいっぱい浴びて育ちました。

 

真っ黒に日焼けして遊ぶ
子どもたちの姿は元気そのもの!

 

しかしそんな中に、
皮膚の弱い子どもがいたら
どうでしょう?

 

皆は何ともなくても、
その子にとっては刺激が強すぎて、
水ぶくれができたり
赤く腫れあがってつらいはず。

 

こんな風に目に見えれば、
すぐに
「あぁ、この子には向いていない!」
と気づきますね。

 

でも、これが目には見えない
「こころ」ならどうでしょう?

 

良かれと思って、
子どもに無理をさせて
いないでしょうか?

 

こころが敏感な子に、
キツイ刺激はつらいものです。

 

「あぁ、知らなかった!
子どもに悪いことをした!」
と思う方も
いらっしゃるかもしれません。

 

でも、大丈夫ですよ。
気づいた今が、ベスト・タイミング!
今から学べば、充分間に合います。

 

子どもさんと一緒に
新しい世界の扉を開いて
飛び立つ方法があるんです。

 

感受性が豊かで、繊細なことは、
ダメなことではありません。

 

ひといちばい敏感だからこそ、
力が発揮できる場が必ずあります。

 

大人の世界に出ていくまでに、
自分の個性を上手に活かすすべを
身につけて送り出してあげられたなら、
素晴らしい親のサポート
になるのではないでしょうか?



まずは、敏感力を持つ子HSCの
特徴を知るところから
始めましょう!

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