あなたはお子さんに、どんな時に贈り物をしますか?
誕生日やクリスマスが思い浮かびますね。
時に、
「約束を守れたからゲームを買ってあげる」
とか
「勉強が終わったらアイスクリームを食べさせてあげる」
などでも贈り物を渡したりしませんか?
これって、実は子どもの行動を操作する「わいろ」になっています。
これでは、愛情表現の「贈り物」にはなりませんね。
たいていのお子さんは贈り物をもらえば喜びますが、
特別「贈り物」に愛情を感じる子がいます。
そんなお子さんは、贈り物に対して少し違った反応をするのです。
贈り物のもらい方にこだわりが見えます。
ラッピング、手渡すタイミングなど、
贈り物をどんな状況でどう渡されかまでの
全てをひっくるめて愛情表現だからです。
前もって自分が喜びそうなプレゼントを選び、
きれいな包装をし、素敵な言葉と共に贈られる事で、
その相手の手間を想像し、
自分は愛されていると確信できるから嬉しいのです。
なので、贈り物は高価なものでなくても充分です。
手作りのクッキーでも良いですから、
お子さんが喜ぶようにときれいに包装して、
リボンで飾って「あなたへの特別な贈り物」
として渡してあげて欲しいのです。
反対にいくら高価なものでも、
「余ったから、あげる」と言われても愛情を感じません。
「贈り物」に乗っかった「気持ち」が大事だからですね。
このタイプのお子さんの場合、気を配っていただきたいのが、
その子からの「贈り物」の扱いです。
大人には大したものではないと感じる物でも、
愛情表現として贈り物をしてくれている可能性が高いからです。
もらった物をそのへんに置きっぱなしにしたり、
捨てたりしたら、
それを見たお子さんはとても傷つくでしょう。
たとえ石ころ一つであっても、
それをわざわざ親が喜ぶと思って持ってきてくれた、
その気持ちを受けとめてあげてくださいね。
さぁ、いかがでしたか?
これを機会に
「相手にとっての贈り物とは?」
を考えてみてくださいね。