5つの愛情表現 その3 贈り物

あなたはお子さんに、どんな時に贈り物をしますか?

誕生日やクリスマスが思い浮かびますね。

時に、
約束を守れたからゲームを買ってあげる」
とか
勉強が終わったらアイスクリームを食べさせてあげる」
などでも贈り物を渡したりしませんか?

これって、実は子どもの行動を操作する「わいろ」になっています。
これでは、愛情表現の「贈り物」にはなりませんね。

たいていのお子さんは贈り物をもらえば喜びますが、
特別「贈り物」に愛情を感じる子がいます。

そんなお子さんは、贈り物に対して少し違った反応をするのです。
贈り物のもらい方にこだわりが見えます。

ラッピング、手渡すタイミングなど、
贈り物をどんな状況でどう渡されかまでの
全てをひっくるめて愛情表現だからです。

前もって自分が喜びそうなプレゼントを選び、
きれいな包装をし、素敵な言葉と共に贈られる事で、
その相手の手間を想像し、
自分は愛されていると確信できるから嬉しいのです。

なので、贈り物は高価なものでなくても充分です。
手作りのクッキーでも良いですから、
お子さんが喜ぶようにときれいに包装して、
リボンで飾って「あなたへの特別な贈り物」
として渡してあげて欲しいのです。


反対にいくら高価なものでも、
「余ったから、あげる」と言われても愛情を感じません。

「贈り物」に乗っかった「気持ち」が大事だからですね。

このタイプのお子さんの場合、気を配っていただきたいのが、
その子からの「贈り物」の扱いです。

大人には大したものではないと感じる物でも、
愛情表現として贈り物をしてくれている可能性が高いからです。

もらった物をそのへんに置きっぱなしにしたり、
捨てたりしたら、
それを見たお子さんはとても傷つくでしょう。

たとえ石ころ一つであっても、
それをわざわざ親が喜ぶと思って持ってきてくれた、
その気持ちを受けとめてあげてくださいね。

さぁ、いかがでしたか?
これを機会に
「相手にとっての贈り物とは?」
を考えてみてくださいね。

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