みんな仲良し?

HSCを育てるママから
「クラスでの人間関係が難しい」
とご相談を頂くことがあります。

クラスに30人もいれば
気の合う子もいるし
どうも話が合わない子もいます。
苦手なタイプだっているかもしれません。
それが普通ですよね。

しかし、敏感力を持つ子は、
大人の言葉をまじめに受け取りますから
担任の先生の
「みんなと仲良くしましょう」
という言葉に縛られることがあります。

「自分は嫌だけれど、
お友達が言うから我慢しよう。」
「一人ぼっちの子がいれば、
自分が無理してでも歩み寄らないと…」
「相手に優しくできない私は嫌な子だ…」
と心を痛める子もいます。

世の中には、
自分と合わない人がいるのは当たり前。
そんな時は、無理に我慢したり、
わざわざケンカしなくても
上手に回避すればいいんだよ!

こんな当たり前のことを、
意外と誰も教えてくれないんですね。

ある先生が新学期に
「クラスには自分と合わん子もおるやろうけど、
それなりの距離感で付き合ってな!
一年間やってく仲間やで」
と生徒に伝えたとか…。

こんな先生に出会えたら
「私はあの子がちょっと苦手」
と言いやすいですよね!

最初は苦手でも
上手に距離を置いて
相手を観察しているうちに
その子の良さを発見できることもあります。

敏感力を持つ子が人間関係で辛そうなら
まずは話を聴いてあげてください。
そして
「嫌だ」「腹が立つ」「悲しい」「悔しい」「むかつく」
そんな気持ちになるのもアリだと
伝えてあげてください。

人間は感情の動物です。
怒りもすれば、憎しみも感じます。
「怒りの感情を持つこと」
「怒りに任せて行動すること」は違います。

上手に自分の気持ちを表現できるように
伝え方を練習するのもいいですね。
ママがお手本になれるよう、
コミュニケーション・スキルを
磨くこともおすすめです。

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