子どもの話の聴けるママになろう

私のもとに相談に来られるママの多くは、

「この子を何とかしないと…」

との不安を抱えていらっしゃいます。

ところが、お話しているうちに

「まずは私が変わろう!」

と変化するんですね。

こうなると、親子関係がグッとよくなるんです。

たいていお子さんから

「ママ、何があったの?」

と聞かれるそうです。

お子さんは大好きなママの変化に敏感なんですね

親の考え方は、

私たちが思う以上に子どもに影響を与えています。

生まれた時から一番身近にいて毎日学ぶわけですからね!

我が家の場合、

「親である私が、正しい判断を下し、子どもに実践させる」

それが一番正しいのだと信じ、疑いもしませんでした。

ところが、娘は敏感力を持つ子、私は鈍感力を持つ親

判断基準となるものが、大きく違っていたんですね。

「一般的な基準に合わせて、足りないところを鍛えて成長を促す」

「小さいうちに修正しておかないと、大きくなって苦しむのは本人だ」

当時の私はそう思っていたんです。

娘の苦しみには、まったく気づきませんでした。

これでは、娘が「自分はそのままで愛される存在だ」とは思えませんね。

彼女は辛さを抱えたまま無理を続けます。

人は、今が安全で安心できると感じられなければ、

実力を発揮できないし、

ましてや先のことなど考える余裕などないはずです。

「子どもの将来が心配」という私の不安のために、

娘は自分らしく成長することができなかったんです。

私はそのことを、とても後悔しています。

なので、ご相談にお越しになるママに

「一度、今の状態のお子さんを、そのまま受け入れてみませんか?」

とご提案することがよくあります。

ママが今不安なことは、充分にわかります。

子どもを愛すればこそ、つまずかずに、順調に成長してほしいと思いますよね。

しかし、今のその対応が、

お子さんの心を疲弊させていたとしたら、

どうでしょう?

スマホだって、充電を怠ると動かなくなりますね。

一旦0%になると、再び動き出すのに時間がかかります。

こまめな充電が大事でしょう。

これは心でも同じです。

こまめに充電しないと、

ある日突然、心がぱったり動かなくなることがあるんです。

そんな心の充電におすすめなのが

黙ってお子さんの話を聴いてあげることです。

質問攻めにしたり、

「そんなことないよ」と否定することなく

お子さんが普段感じていること、

嬉しいこと、悲しいこと、悔しいことなど

言葉にして外へ出すお手伝いです。

親への不満が出たら、大成功!

そんな話の聴き方には、少しコツが必要です。

2月8日(土)13:30からの

NHK大阪放送局で行われる無料講座では

「話の聴き方」もお伝えします。

ぜひコツを身につけてくださいね。

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