5つの愛情表現 その5 スキンシップ

人には得意な愛情表現があり、
その方法でないと人からの愛情を
受け取りにくいとお伝えしました。

その方法は5つあって、
言葉、時間、贈り物、サービス、スキンシップでしたね。

今回は、その中の「スキンシップ」についてお伝えします。

「スキンシップ」とは、
物理的にお子さんに触れる行為が
含まれる全てをさします。

抱きしめるとか、
頭をなでるだけでなく、
手をつなぐ
肩をたたく
プロレス技を仕掛ける
など、全てです。

熱が出て寝込んでいる時、
親の手がおでこにそっと乗せられると、
それだけで安心感が広がりませんでしたか?

そんな何気ない仕草から、
わざわざの行為まで、
お子さんが心地よいと感じること
愛情表現の「スキンシップ」なのです。

「スキンシップ」にもいろいろありますから、
お子さんの好きなものを選ぶ必要があります。

赤ちゃん時代には、
いっぱい抱っこされて
スキンシップを満たせますね。

少し大きくなったら、
「高い、高い!」と抱き上げられたり、
一緒にダンスして遊ぶことが、
お気に入りになったりもします。

それが思春期になれば、
子どもっぽい事は嫌がりますよね。
それでも形を変えて、
ハイタッチや、
髪の毛をとかす
などスキンシップを続けることはできます。

もしもあなたのお子さんの得意な愛情表現
「スキンシップ」なら、
言葉で愛を伝えるより、
一緒に時間を過ごしたり、
プレゼントをあげたり、
何かをしてあげるよりも、

ハグなどの体を通しての愛情表現
一番親の愛を感じられて嬉しいのです。

以前子育て講座で「5つの愛情表現」についてお話したおりの、
あるママの言葉が忘れられません。

彼女には小学生の息子さんが2人いました。

下の男の子が、事あるごとに
ママである彼女にベタベタくっついてきます。

彼女自身スキンシップが苦手なので、
うるさくてかなわないと思っていたそうです。

ついつい「やめて!」と声を荒げることもあったとか…。

しかし、講座でこの話を聞いて、
ストンと腑に落ちたそうです。

「そうか、あれは自分を愛して!
という息子からのメッセージだったんですね。」

「あぁ、それと知らずに
私は彼をシャットアウトしてきてしまった…」

「今日帰ったら、ぎゅうぎゅう抱きしめて謝ります!」


理由を知れば

「自分を煩わす、うるさくちょっかいを掛けてくる息子」

「愛情を受け取りたいとメッセージを出してくれる息子」

に変わるんですから

「知る」って、大事でしょう!


実は私自身もスキンシップは苦手なんです。

でも、そんな人でも大丈夫

目の前にあるお子さんの背中や肩に、
やさしく手をあててみてください。

自分も無理をせずに、
お子さんが喜んでくれそうなことを選んで
少しずつ実践してみましょうね。

きっとお子さんの笑顔が返ってきますよ。

これを機会に、「スキンシップ」について
一度振り返ってみてくださいね。

敏感力を活かす子育てサポーター 横山由紀子でした。

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