クワイエットアワー

クワイエットアワー」って、ご存じですか?

感覚過敏の人に向けた静かな取り組みとして、
商業施設などで「静かな時間」が、
いま徐々に広がっているとニュースで知りました。

神奈川・相模原市のとあるスーパーでは、
16時から1時間、BGMやアナウンスを流さない
クワイエットアワーを設けているんですって。

HSCにも多い感覚過敏ですが、
なかなか理解してもらえないことが多いですね。

聴覚過敏よりの娘は、
「スーパーに行くときは、イヤホンで外の音を遮断してから!」
と決めているそうです。

野菜売り場からはキノコの音楽が流れ、
鮮魚コーナーからは魚の歌が響き、
BGMの合間に「ご来店ありがとうございます」や
レジの応援以来の放送など、
絶え間なく雑多な音が混じる環境が辛いそうです。

私など、特売のアナウンスを聞いて
購買意欲をそそられるタイプなので、
そこまで娘がつらい思いをしていたなんて
思いもしませんでした。

そんな中、音や光がつらいと感じる方も過ごしやすいようにと、
クワイエットアワーではBGMを消したり、
照明を控えめにしたりしてくれるスーパーがあるなんて、
嬉しいことです。
お買い物はこのお店で、この時間に!
というファンも増えるのではないでしょうか?

相模原でのクワイエットアワーは、
相模原青年会議所の呼びかけで、
スーパーや書店など19の店舗で行われているそうです。

このニュースがきっかけで、
皆さんがお住いの地域のスーパーでも
実施されるといいですね。

また、愛知県の「豊橋総合動植物公園」では、
人混みが苦手な人たちを対象に、
休園日に来園できる取り組みがあったり、
北海道の「おたる水族館」でも、
マイクを使わず、演技を紙に書いて説明するイルカショーが、
今年に入って4回行われているといいます。

皆が同じ感覚ではない事に気付いて、
それぞれが気持ちよく過ごせる環境を意識する。
そのためにも、対話力想像力を磨きたいものです。

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