新型コロナウイルスの影響で休校、休園が続いていた地域でも、
再開が始まりました。
長期にわたる自粛生活をどのように過ごされましたか?
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いろいろご相談を聞いてみると
大きく分けて4つのお悩みがありそうです。
1.子どもの言動が理解できずにイライラし、今後の子育てが不安だ。
2.頭ではHSCの特性だとわかってはいても、親の思うように物事が進まずイライラして自己嫌悪。
3.家庭では親子ともにリックスできたが、今後の学校生活が心配だ。
4.家庭で好き勝手させたせいで、学校へ行くのが嫌だと言い出して困っている。
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まず1の場合は、
HSCとの感性の違いを知る良いチャンスです。
自分の子どもと言っても、HSCと非HSPの親では、
物事の受け止め方が大きく違います。
違うから「良い」「悪い」ではなく、
ただその違いがあるのだということを理解するために、
HSCについて学んでみましょう。
知ることで不安は小さくなりますよ。
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2の場合は、
HSCの理解から一歩進んで、
目の前のお子さんをまるごと受けとめるチャンスです。
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ママも「母親だから」と一括りにされると
「いろんなママがいるのに…」と不満に思うでしょう。
子どもだってそうです。
HSCと一口で言っても千差万別。
時と場合によって感じ方も変わります。
「この子はこうだから」と決めつけずに、
その時の状況を受け入れるところから始めましょう。
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子どもの悩みや問題を親が勝手に解決しようと取り上げず、
辛い気持ちを受けとめるだけでいいのです。
問題を解決するのは本人です。
そのための心の整理を手伝うつもりで、
しっかり話を聴いてあげてください。
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3の場合は、
家庭がお子さんの「心の安全基地」
となっているようで、何よりです。
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親としては先が心配になるのもわかりますが、
今はお子さんが「安心で安全な場所が自分にはある」
と信じられることが大切です。
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起こってもいないトラブルに気をまわしすぎて、
先走りしてしまうことは避けましょう。
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それって「子どものため」と言いながらも
本当は「ママの不安を解消するため」だったりしませんか?
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自分の心が安定した子は、親が思う以上に「強い」ものです。
自分で問題に立ち向かうことができるのです。
お子さんを信じて待ちましょう。
不安になったらすぐに相談できる関係性を築いておきましょうね。
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4の場合には、
お子さんに
「嫌だと言えるようになってよかったね」
と言いたいです。
少しくらい家庭で自由に過ごしたからと言って、
わがままから学校へ行きたくないと言い出すことは少ないと、
私は思います。
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以前から我慢して、無理にやり過ごしていた
「学校への違和感」
がはっきりとわかった結果かもしれません。
「もうこれ以上は無理!」
と主張している場合が多いですね。
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親にしてみれば
「今までお利巧に言うことを聞いていた」のに
「急に反抗的になった」
と感じるかもしれません。
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ところがお子さんの側からしたら
「今までずっと我慢し続けてきたけれど、もうこれ以上は無理!」
と限界を超えた状態かもしれないんです。
もしもそこまで追い込まれているのなら、
「もっと頑張れ」は禁句ですね。
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今こそ本音で話し合うチャンスです。
子どもは、行きたくない理由を、
親は行った方がいいと思う理由を、
お互いに話し合ってみてはいかがでしょうか?
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ここで大事なのは順番です。
まずは、お子さんの気が済むまで
気持ちを聴いてくださいね。
あなたは一晩でも聴き続けるくらいの意気込みで、
一切反論せずに話を聴けますか?
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それができたら、
今度は親の側の思いを伝えても大丈夫!
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大人はついつい、
「自分の正しいと思うこと」
を押し付けてしまいがちです。
まずはお子さんの思いを受けとめることだけ
に集中して話を聴いてみてください。
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親子の会話が無くなってしまい困り果ててご相談にみえるママでも、
「話の聴き方」を学ぶことで、
驚くほど仲の良い親子にかわられるのを
何度も目の当たりにしています。
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ポイントは、まずママが変わること!
自分の良き理解者になってくれたママへの信頼感が、
お子さんに自信を与えます。
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ピンチはチャンスです!
どうぞこれを機会に、
HSCについて学び、
ママの聴く力を磨いてください。
コミュニケーション能力は一生の宝物です。