5つの愛情表現についてお伝えしてきました。
愛情表現の5つ全部が得意な方もいれば、
1つだけという方もいらっしゃいますし、
年齢や状況によっても変化します。
なので「この人はコレ」と決めつけないことが大切ですね。
せっかくの想いですから、
相手に伝わりやすいように表現したいものです。
お子さんとあなたの得意な愛情表現が同じなら、
わかりやすいですね。
自分がしてあげたいことを、
お子さんは喜んでくれるでしょう。
ただ、あなたとお子さんの得意な表現が違う場合が問題です。
良かれと思う行動が、
お子さんには負担になることさえあるのですから…。
HSCはあなたの気持ちを思いやって、
我慢しているかもしれません。
たとえ善意から出た行動であっても、
子どもを苦しめたくはないですよね。
そのためにも、愛情は相手が得意な表現で伝える必要があります。
相手の得意な表現の見分け方は、3つ。
以下の点を意識して、
お子さんをしっかり観察してみてください。
①お子さんが人に、どのように愛情を表現しているか?
「ママのお料理、おいしいね」(言葉)
学校帰りに摘んだ花をくれた(贈り物)
②お子さんが頻繁にリクエストしてくる愛情表現は何か?
「私と一緒に〇〇して!」(時間)
「もっと褒めて」(言葉)
③お子さんが何に不満を漏らしているか?
「私がお願いしても、〇〇してくれない!」(サービス)
「妹は三つ編みするのに、私の髪はとかしてくれない!」(スキンシップ)
小さい頃は、ストレートに要求してきたり、
相手に表現してくれるのでわかりやすいですね。
お子さんからのメッセージをしっかり受け取って、
愛情を伝えてあげてください。
少し大きくなると恥ずかしさも加わって、
変化球で要求がやってくるのが「不満」です。
年齢が大きくなっても
「愛されていることを実感したい」気持ちは同じです。
気持ちが揺れ動く思春期こそ、
親の愛情をしっかり感じることが大切ですね。
ただ、親である「あなた」ももちろん大切です。
ですから、無理は禁物!
お子さんからいくら要求されても、
できないときはありますよね。
そんな時は「今は無理なの」もアリです。
また、自分が苦手な愛情表現も無理はしないでください。
私の場合、「スキンシップ」が下手で、苦手です。
以前は無理して「ハグ」してみたのですが、
「ぎこちなさ過ぎ!」と娘からダメ出しされました。
それ以降必要な時は
「肩に手を据える」
「背中をトントンする」
などに変えて接しています。