子ども達の沈黙

以前新聞で、151205
下記のような記事を
読みました。

 
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親を失った11歳の
女の子が主人公の映画
「聴こえてる、ふりをしただけ」
その試写会に
小5から中2の
女の子が集まった。

描かれているのは、
「もう子どもではいられない
と知る痛み」

監督自身も
「昔、子どもだった
大人に向けに撮った」
と語る大人味の作品。

映画が終わって
感想を聞く時間があったのに
誰も手を挙げない。

指されても目を伏せたままの子も…
家に帰って、
「簡単にわかるなんて言えなかった」
「話したら、涙が出そうで、
しゃべれなかった」
そんな風に母親に話した子もいたそうだ。

黙っているからと言って
子どもが何も感じていない
わけではない。

きっと言葉にならないだけ。

大人になると
ついつい忘れてしまうけど。
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あまりに心が大きく揺さぶられると
言葉が出ないことがありますね。

感受性の強い娘は
大人になった今だからこそ
「あの時は何も言えなかったけど…」
と当時の気持ちを
教えてくれることがあります。

今それを聞いても
私には何もできないのだけれど…
ただ、ただ、
「そうだったんだね」
と受けとめます。

その気持ちを
やっと表現できるように
なって良かった!
と思いながら。

 
いま子育てをされているお母さん!
どうぞ、子どもの沈黙を
受けとめてあげてくださいね。

話したくないなら
そっとしておく
話したいのに話せないなら
ちょっときっかけをつくる

黙っていることにも
意味があるのだとわかれば
対応は変わってくると思います。

子どもって、大人が思う以上に
いろいろ考えてますから…