親子喧嘩に効く3つのポイント

年末のスーパーで、
お子さんを叱り飛ばしているママに遭遇しました。

「どうして、そんなことするの?」
「おうちで約束してきたよね!!」
「もう、二度とお買い物には連れてこないからね!」

ママも限られた時間の中でお買い物を済ませ、
お正月の用意と毎日の家事をこなすのに、
いっぱいいっぱいだったのかもしれません。

人の多いスーパーで大声を出すのは、
相当の事だと思います。


イライラが積もり積もると、
小さなことがきっかけとなり、
大爆発してしまうことがあります。

その大爆発は、身近にいて非力な者、
お子さんに向かうことが多いですよね。


私も、よくイライラを貯めこみ、
爆発を繰り返していました。

本当に娘はいい迷惑だったと思いますし、
今でも申し訳なさでいっぱいです。

そんな時の私は、感情よりも、
理論攻めで相手をやり込めていましたね。

小さな子ども相手に、論破するわけです。

『対話』ではなく『論破』ですから、
相手の話をしっかり聞く気がありません。

「どうして〇〇するの?」
は質問のように見えても、
相手をなじる言葉になっている場合がほとんどでした。

それを言われた娘は、
「理由が聞きたいわけではない」
と雰囲気で悟る
ので、
何も言えなくて黙りこくってしまいます。

するとまた
「どうして返事ができないの?」
と新たな怒りがわいてくるという悪循環

これでは、全く問題が解決しません。

私が感情をぶちまけることで落ち着くと、
「まぁ、しょうがないわね!今回はもういいわ」
とうやむやなまま終了となるパターンがほとんどでした。


では、親はどう対応すればいいのでしょう?

私の経験では、自分に素直になることが一番だと思います。

まずは自分がどう感じていて、
相手に何を望むのかをはっきりさせる
ことが先決だと思うのです。

親の側の気持ちの整理がついていないと、
モヤモヤしたままの感情を子どもに向けて吐き出してしまいがちです。

しかし、自分の欲求がわかると、対応が変わります。
それを素直に相手に伝えることができるからです。

「急いでいるから、〇〇してほしいと思っている」
「あなたが〇〇すると、ママはとても困る」

とまずは自分の気持ちをお子さんに伝えてみてください。

そのうえで、お子さんの気持ちも同じように聞いてあげてください。
お互いの想いがわかったら、
そこからどうするかを二人で考えてみましょう。


「そんな時間のかかる面倒な事できない!」
とお感じですか?

私も昔はそう思っていました。

でもね、やってみると、意外とこの方がはやい事に気付くはずです。

そして何より、お互いの関係が良くなるんですよ!

どんなに小さなお子さんでも、
親を煩わせたくて問題を起こしているわけではないんです。

何かそれなりの理由があります

「〇〇すると、ママ困っちゃうな」
と伝えるだけでも、
お子さんの対応が変わることが多いんですよ!

親が勝手に結論を決めて押し付けなければ、
自発的に相手を思いやって行動を変える
きっかけが生まれる可能性が増えますよね。

そのためにもまずは親が、次の3つを意識してみてください。

1.小さなイライラをため込まない(いつも心に余裕を持つ)
2.自分の感情とまっすぐに向き合う習慣をつける
3.上手に自分の気持ちを言葉にする

私はコミュニケーションを学ぶことで、
その3つを習得できて親子関係も改善できました。

親子げんかで疲れているあなた!
一度ご自分のコミュニケーションを振り返ってみませんか?

嘘のように穏やかで笑顔あふれる毎日が待っていますよ!