学校再開時に必要なのは、いつも以上の目配り

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、

学校や保育園なども再開され始めましたね。

「これでやっと、少しは自分の時間が過ごせる…」

とホッとしているママも多いことでしょう。

しかし「待ってました!」とばかりに

喜んでいる子どもたちばかりではありません

実際に登校してみると、

今までの学校とは大きく様子が

違っていることでしょう。

備品のこまめな消毒、

頻繁な手洗い、

2メートルのフィジカルディスタンス、

マスクの着用、

こまめな換気、

近距離での会話や発声、合唱を避ける、

対面して給食する形態を避け、会話しない

先生は、衛生管理に追われるうえ、

学習の進度も気になります。

これでは、クラスがゆったりした雰囲気に包まれるのは難しそう。

中にはすぐに新しいルールにも馴染み、

親も一安心という子もいるでしょう。

しかし、「なんだか想像していた学校生活と違うぞ!」

と戸惑う子も多いはずです。

また、長い休み明けは、生活リズムが合わずに

朝起きられない子も出てきます。

毎日マイペースで過ごしていたのに、

急に学校の新しいペースに合わせることのギャップ

「無理~!」と悲鳴を上げてしまう子

もいるかもしれません。

もちろん、学習や友達関係が不安

「学校へ行けない」という子もいるでしょう。

まだ、自分で嫌だと言える子はましかもしれません。

「学校へ行きたくはないのだけれど、行かないと親が怒るから…」

自分の心に蓋をして無理を続けると、

頭痛、腹痛といった体の不調として現れる場合も多いようです。

大人でも不安なこの時期、

子どもだって学校へ行くことに不安があって当たり前ですよね。

不安は心のセンサーです。

「何か変だよ!」と知らせてくれています。

それ自体決して悪いものではなく、大事なものですが、

その不安にとらわれすぎると判断が偏ってしまいます。

なので、上手に不安とかかわることが大切ですね。

まずはお子さんが不安を口に出せるよう

じっくり話を聴いてあげてください。

「一旦ありのままの不安を受け入れて、どんな工夫ができるかを一緒に考える」

こんなストレスへの対処法を学ぶ絶好の機会です。

ママも不安で忙しい今だからこそ、

お子さんにいつも以上の目配りをお願いします。

子どもは親が思う以上に「親思い」

「心配をかけたくない」と無理してしまう事があります。

今こそ、お子さんを理解しようと、

「ただ話を聴くこと」に集中してみてくださいね。

ご自身の「聴き方」が気になったら、

横山までご連絡ください。

コミュニケーション能力は一生の宝物です。