子育ての本質

先日の朝日新聞「折々のことば」に
とっても素敵な言葉があったので、
シェアさせてください。

―――速くできる、手が抜ける、
思い通りにできる。
…ありがたいことですが、
困ったことに、
これはいずれも生きものには合いません。―――
生命誌研究者中村佳子さん「科学者が人間であること」から

命の充実とは、便利さの真逆。
思い通りにならないものを、手塩にかけて育むこと。
時間を「飛ばす」のではなく「紡ぐ」こと。

子育ての本質ですね。

かつての私は、子育てのゴールを
「大人としての自立」と定め、
何とか速く、楽に、確実に
娘を育てたいと思っていました。

成長の過程が大切なのに、
結果だけを追いかけて…。
いろんな大切なものを、切り捨てて…。
そんな私の間違いに気付かせてくれたのは、
娘でした。

今、手間を楽しんでいます。
思い通りにいかないことを、
面白いと感じています。
ゆっくりだからこそ、
見えるものがあると知りました。

いつからでも間に合います。
子育ての醍醐味を、
しっかり味わってくださいね!